倫理の根源とは宇宙創成の根源に極まると私は思っています。
倫理の実践とは、宇宙の恒久哲理に則り、まずは枝葉にあたる各々の家庭に於いて、それぞれの父母、先祖と繋がる事を努め、実践する事により、それらの支流がやがては、日本民族全ての総氏神が天照大神に集約される如く、宇宙恒久原理を突き詰めて築かれた我が国の國體、つまりは本流へと繋がり、各々の魂を更に昇華していけるものと思っています。
この実践こそが、我々が天から与えられた使命、即ち天命であり、我々が有難く生かされているのは天命に従っているからこそなのです。
天命に則して実践を行えば、心身が整い、健康を保つ事にも繋がります。
その意味では、天命に生きるとは、我々の命の根源を生きるという事とも言えましょう。
今回はそういった事の具体的事例を、私自身の経験を通して皆様にお伝えさせて頂き、各家庭に於ける実践の大切さをお話しさせて頂きました。
形而下の事象に囚われ、神州の民でありながら神と繋がる観念を忘れてしまった日本人が跋扈する昨今にあり、倫理法人会の皆様は、本来日本民族が保持していた神観念を護持されていて、とても尊く温かいお心の持ち主でいらっしゃいました。