講演を前に、久留米陸上自衛隊幹部候補生学校へご案内を賜わりました。
 
現在はコロナ禍の為に、同史料館も公開されていらっしゃいませんが、今般は、自衛隊協力者であられ且つ今般の講演会の主宰者でいらっしゃる「大和塾」の伊藤塾長様の御引率という格別なるご配慮を賜わり、また、コロナ対応も万全に、体温測定・健康チェックの実施後、マスク着用の上で史料館の見学をさせて頂きました。
格別なるご厚意を賜わりました伊藤塾長様、そして、久留米陸上自衛隊幹部候補生学校、久留米駐屯地御関係の皆様に心より厚く深謝御礼を申し上げます。
 
 
 
史料館では、明治初期、日清・日露戦争以降の陸軍に関する資料、陸自の災害派遣や国際救援活動について、また、旧陸軍少尉として戦後もフィリピン・ルバング島の山中に約29年潜伏したことで知られ、91歳の天寿を全うされた小野田寛郎さんに関する数々の史料も掲げられておられ、御英霊の尊きお志に胸を打たれ、私自身の大和魂をも大いに鼓舞して頂きました。
 
陸上自衛隊幹部候補生学校とは、陸上自衛隊の幹部自衛官となるべき者が最初に入校する全国唯一の学校で、「質実剛健にして清廉高潔」を校風とされています。
 
 「質実剛健」とは戦う集団の幹部が、有事に真に役に立つ人材になるために必要な古来から武人が尊重砥礪(しれい)してきた質実剛健の気風を指すものであり、「清廉高潔」とは部下を指揮・統率する統率者として不可欠な清廉高潔なる品性を意味します。
 拠って、その校風は「幹部として必要な質実剛健の気風」と「統率者に必要とされる清廉高潔な品性」を兼ね備えた幹部候補生たる初級幹部を育成するための指標を意味されています。
 
開校以来受け継がれてきた「質実剛健にして清廉高潔」という高邁なる校風のもと、厳しい教育訓練を通じて、幹部自衛官として統率力に優れ国民に信頼され、世界に通用する人材の育成を行っておられる陸上自衛隊幹部候補生学校の皆様、そして、同じ志にて国家国民をお護りくださっている自衛隊の皆様に心よりの感謝と敬意を捧げさせて頂きます。
 
 
 
 
 
陸上自衛隊幹部候補生学校見学後は、コロナ禍に配慮して場所を移し、久留米市内ホテル会場にて「大和塾 第30回記念講演」にて講話させて頂きました。
講演につきましては、次回以降の投稿にてご報告させて頂きます。
 
史料館特別見学にて、大変お世話になりました陸上自衛隊幹部候補生学校御関係の皆様、多くをご教授くださいました自衛隊協力者にして大和塾・伊藤塾長様、陸上自衛隊二等陸佐の織邊様に心より厚く御礼申し上げます。
 
そして、終戦の日を間近に控え、尊き御英霊の御霊に心からの感謝と敬意の誠を捧げさせて頂きます。
(※史料館内のお写真は許可を頂いたもののみの掲載とさせて頂いております。又、写真撮影時以外はマスクを着用しております)