異様な新型コロナ報道をはじめ、国内ではどうにも不可解な事象が頻発している。

 

レジ袋有料化もその1つ。

武漢禍による経済的打撃を受け、国内でも、政府のお金に関わる政策の一つ一つに、国民が非常にナーバスに反応する気運となっている。

消費税減税、10万円給付関連、各助成金等等、政府の一挙手一投足につけ、マスメディアがいちゃもんを付けて報道、それを観た国民はあっさりとそれに乗せられ、政府にたまった鬱憤をぶちまける、といった具合だ。
 
さて、先般も書いたが、そんな現状において、どうにも不可解なのが、レジ袋排斥政策。
これについては、全く、全マスメディアが批判を報じない。
黒川氏の件等、よくもまあ、そんな所まで目を付けるなぁと感心する程に重箱の隅をつつくのを得意とする彼らが、何らの反応もしない事の理由として、そこに裏事情の存在があるからだ。
 
そもそも、いつの間に、このレジ袋排斥政策は決定されたのか。
国会で決議されたのか。
報道等の情報に乏しく、よく分からない。
レジ袋サービスを停止、又は、有料化するならば、買上額からレジ袋代金が差し引かれるべきだが、それも無い。
これは、謂わば、テイの良い「値上げ」ということ。
しかし、マスメディアに脳内を支配され尽くした結果何事も自身の頭で考える事のできなくなった国民は、何らの疑問も持たず、簡便サービスを売りとするからこそ割高設定にしているコンビニですら、盲目的にマイバックを持って行き、客は買った商品をレジ前にて手ずからマイバックに詰め込み、それを店員は冷たい視線をくれるのみで商品を詰め込むサービスすらないという異様な有様。
 
実は、本格的レジ袋排斥政策の発端は、2018年に起こった「コスタリカの亀」事件にあった。
これは米国の発信によるもので、米国の学生がコスタリカに行き、そこでストローの刺さった亀を見つけて大騒ぎになった、というもの。
これが今般のレジ袋排斥政策の始まりである。
 
ここまで考えて、何やら、グレタさんの時と同じようなきな臭さを感じてならない。
今般のレジ袋排斥運動の影では、利権業者の間で多くの金が動いた事は推して知るべしであるし、この政策によって巨額の富を得た一部の勢力があった事は言うまでもない。
 
まあ、国民も何らの不快感も無く、それどころかせっせと喜んでけなげにもマイバックを持参し、自宅のゴミ箱にかぶせる為に、お金を出してビニール袋を買い、省みもしないのだから、それはそれでいいのかな。
 
ただ、レジ袋は燃えるゴミだが、ゴミ箱にかぶせるビニール袋は燃えないゴミなので、環境には逆に宜しくない事を斡旋させられているというヘンテコな事態である事も触れておく。
 
嘗て、某革新系政権下、「コンクリートから人へ」なる大層な美辞麗句を並べた施策により、全国の道路、ダム、鉄道等等、数々の大災害被害拡大を誘発、更にはインフラ不整備や経済的大損失がもたらされた事も、教訓としてよく覚えておかねばならない。
 
尚、海に漂うビニール製品のほぼ全てが、中国の簡体字やハングルが描かれたものであるという事実も知っておいて頂きたい。