20183月、中国の立法機関である全国人民代表大会に於いて、憲法改正案が採択された。

その結果、国家主席や副主席の任期が連続して2期を超えてはならないとしてきた従来の規定が削除され、それによって、従来、独裁者を輩出するとしてタブーとされてきた最高指導者の3期目以降の続投が可能となった。

また、「国家監察委員会」なる機関の新設もうたわれた。

1期目の習近平政権が党内で推し進めてきた腐敗の撲滅などを名目とする規律違反の摘発、謂わば逮捕行為の対象範囲が党員だけであったものを、国有企業の経営者や裁判所・公立病院・公立学校など民間隅々にまで適用される事となった。

則ち、習近平は、終生、最高指導者にして最高権力者で在り続け、尚且つ、意に沿わぬ者は簡単に粛清できる、毛沢東以来、空前の権力者、謂わば「皇帝」的存在として君臨する事となったのだ。

 

この中華新皇帝の最終目的は、中華帝国を再興し、中華思想を具現化する事に集約される。

その実現の為、国内を制圧した次は、世界を征圧にかかった。

その結果、齎されたものが、今般、世界を恐怖に陥れた武漢禍だった。

 

事実、HIV発見者で、ノーベル医学生理学賞受賞者・リュック・モンタニエ博士は、新型コロナは人工ウイルスだと断言している。

前投稿でも書いたが、新型コロナウイルスには、自然変異では有り得ない、明らかに人工的に手を加えた配列が確認されており、今般のウイルスが武漢の研究所にて人為的に造られたとみて間違いないだろう。

米国側の主張するように、中国政府が、武漢市民を犠牲にし彼らを生物兵器として全世界に送り込む事で、世界征服を企んだ、という事も肯ける説も、病禍蔓延前からの中国のマスクの買占めや昨今の尖閣への軍派遣等の事象に照らせば、恐らくは、今般の武漢ウイルスは中国が意図的に仕掛けた生物兵器と見て間違いないだろう。

 

モンタニエ博士によれば、このウイルスは非常に不完全で不具の出来損ないで、仕込んでおいたはずのHIVやエボラの配列が大した効果を発揮出来ぬ不良品であった為に、結果的には、ポピュラーなコロナウイルス風邪の新種の風邪の一種程度の被害で収まったが、その不具なウイルスであっても、世界を震撼に陥れるのには充分であった。

これで味をしめた中国が今後も、同様の手口で、世界征服の為の攻撃を仕掛けてくる事は必定であろう。

今後は、そのリスクも考慮し、尚の事、緊急事態条項の整備と、中国による領土蹂躙を防ぐ9条改正の為に、憲法改正は喫緊にして最重要課題である。

 

今や、中国新皇帝として君臨する習近平。

 

1953年、毛沢東政権下で副総理を務めた父を持ち、政治家として名門の家庭で育った。

父親は文革後に失脚したものの、その後間も無く復権し、天安門事件では学生らへ理解を示す立場をとった人情篤き人であったようだ。

そんな育ちのせいか、若い頃の習氏は穏やかな口調と温和な人柄で知られていた。

一方で、文革や天安門事件等、中国の厳しい政治情勢を目の当たりとしつつ、処世術を身に付けていったのだろう。

文革後、共産党に入党した習氏は出世街道を突き進む事となる。

その途上では、胡錦濤元国家首席や江沢民元国家首席ら権力者らの派閥との水面下での熾烈な権力闘争に明け暮れ、政敵には容赦無く粛正を下し、今の座へと昇り詰めていった。

 

 

 

嘗て、福建省長時代の習氏は、現在のおぞましい程の邪気とは無縁の、市民思いの純朴な好人物にしか映らない。

市民思いであったこの人物が、この数十年後には、市民全てを犠牲にしてでも世界の王たらんと目論むようになるとは、中国の権力闘争とは、その人間をも変貌させる、想像を絶する程に凄まじいもののようだ。

 

我々日本人の隣国の、これが素顔である。

この非常に危険な国を隣国として持つ我々は、一刻も早く備えなければならない。