桜井の訣別に於ける新たな発見。

桜井駅陣屋清水家第68代目升太郎氏の手によって修復された桜井の訣別絵図の掛軸。

 

 

 

 

 

 

これは、延元元年5月21日、湊川に赴く途上の楠公父子に対し、桜井の駅での陣屋としての役目を担った清水家第19代当主・清水康光が、桜井訣別の2年後に当たる暦應元年(1338年)、当時の事蹟を後世に伝えんが為に自ら描いたもの。

絵図中には3人の人物が描かれており、真ん中が大楠公、向かって右が小楠公。

全者共に裸足で描かれている事から、楠公父子の別れの儀が清水家の屋敷内で行われたと推察されます。