倭姫命の先代斎王・豊鋤入姫が笠縫邑から天照大神を奉斎したと伝わる和歌山市の日前神宮・國懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)へ。


今日は大雨の荒天という予報でしたが、またまた晴天となり、有難いご神威に感謝でした。
1つの境内に日前神宮・國懸神宮の2社が鎮座し、総称して日前宮(にちぜんぐう)又は、名草宮と呼ばれ、伊勢神宮に継ぐ由緒を持つ神社として古代から尊崇されてきました。
この灯篭から奥は写真撮影禁止となります。


ご神体は日像鏡・日矛鏡(ひがたのかがみ・ひぼこのかがみ)。
これらは天岩戸開きの折に、八咫鏡に先ん立って造られた神鏡である事から、伊勢神宮に継ぐ格式としておもんじられました。


7月7日の伊勢斎宮の講演までに「倭姫命ご巡行地御朱印帳」に掲載されている神社は、ほぼ参拝させていただく事ができた事は、とても感慨深いです。
現代では、車や電車で巡る事ができますが、古代は徒歩、しかも、神様のご神意を伺いつつのご巡行であった御苦労を思うと頭の下がる思いです。


斎王達の、この国を安らけく護りたいというひたむきな願いは、今も日本国とその民を見守り続けています。