☆桜井の駅楠公宿陣所・清水家と楠公焼☆

 

先日、枚方市内にて講演をさせていただきました折、先祖・大楠公が湊川へ赴く途上、桜井の駅にて、宿陣とした清水家のご末裔・倉田様がお越しくださり、貴重な資料を拝見させていただく機会をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

桜井の駅とは、大阪府三島郡島本町の史跡で、湊川合戦直前に、正成・正行父子が訣別した地として、戦前は聖地とされました。

 

 

清水家は代々桜井村の庄屋を務められた由緒ある名家で、江戸末期には、「楠公焼」という茶窯を開かれました。

 

京焼風のやわらかな雅趣を作風とし、楠公旗印の菊水紋や楠公旗立松等が描かれ、当時の茶人から愛好されましたが、大正期に廃窯、今では幻の名陶と言えます。

 

当日は、楠公焼をはじめ、倉田様の祖・清水家に伝わってきた「楠公父子訣別図」の掛軸等、多くの貴重な家宝を拝見し、670年の長い時を経て、末裔同士が再会できたご縁に、深い感動を覚えました。

 

 

 

 

 

倉田様には、貴重な家宝を拝見させていただいたばかりでなく、楠公焼を拝領させていただきました事、深く御礼申し上げます。

 

 

また、楠公宿陣所・清水家の歴史も今一度、世に広く敷衍すべく、弊会にても努めさせていただきます。

 

倉田様のご厚意に、心より御礼申し上げます。