娘は遺書を残していました。
⚫︎物事を続けられない自分が嫌い。
⚫︎性格の悪い自分が嫌い。
人のために出来なかったから、せめて臓器移植して欲しいな。(読み返せないので、正確な文では無いです。)
と書いてありました。
⚫︎小さい頃から始めたい、と言ったのに続けられない事はありました。
飽きっぽい性格なのかな、と思っていました。
⚫︎性格が悪い、と言うのは、あの人のあれが嫌だ、とか、あの人に言われたあんな事が嫌だ、とか文句を言うことがありました。
機嫌が悪くなると話さなくなったり。
そんな所から、自分は性格が悪い、と思ったのかもしれません。
本当は魂がすごく優しい子でした。
娘が亡くなった後、お家に来たお友達が
「〇〇のLINEは、すごく気を遣ってくれて優しいです。」
「〇〇に相談すると的確なアドバイスをくれるから助かりました。」
と言ってくれました。
周りから見た娘は優しかったのです。
臓器提供したい、なんて、優しくないと言えないよ。
続けたいのに続けられないのは、発達障害などの脳の病気だったんじゃないかな。
でも明らかな発達障害では無くて、グレーゾーンだったと思う。
そこが一番生きづらいのかもしれない。
活発で友達もいて、コミュ力もあったし、学校の勉強も出来ていたから、続かない事も、わがまま言うことも、性格かな、と思っていました。
理想の自分があったのに、理想を叶えられない自分との差に絶望してしまったんだね。
娘から話を聞いて、生きづらさに気がついていたけど、ママも生きづらさを感じても何とか生きてたから何とかなると思っていたよ。
どの時点まで戻って、どう言う対処をすれば良かったんだろうね。
どうすれば生きやすくなったかな。
臓器提供に関しては、病院に娘の遺言で、と言ったけど、スルーされてしまいました。
娘の遺言でも、まだ呼吸器で息をして生きている娘のそばで、どうしても臓器提供をと言い張る気力も無かったです。
最近、柳田国男さんの息子さんが臓器提供したと書いた本がある事を知りました。
私は、娘の遺言に従えなかった。
他にも従わなかった事(お葬式のこと、お墓のこと)があります。ごめんね、全て従ってあげなくて。
寂しくて従えなかったんだよ。
まだその本を読む気にはなりませんが、いつかは読めるかな。