「松山千春 『写真』に思うこと~松山千春 全作品解説147~」S2718

 

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◇更新履歴

V1.0:2014.11.14 初稿

V1.1:2020.02.10 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のアルバム画像、歌詞を掲載、松山千春選曲コレクションアルバム『思い出』収録データを記載

V1.3:2020.03.15 松山千春コレクション『思い出』収録箇所の掲載

V1.5:2021.04.17 記事の追記

 

■ 「写真」編曲者:飛澤宏元
1985年11月28日発売のアルバム『風の歌がきこえる』のLP B面3曲(CD 8曲目/10曲目)

◇松山千春選曲ベストアルバム『風景』 DISC-2の12曲目

◇松山千春選曲ベストアルバム『松山千春の世界』 DISC-2の7曲目

◇松山千春選曲コレクションアルバム『思い出』 DISC2-の4曲目

 

◆所有収録アナログ・アルバム

・バースデイ・メッセージ応募はがき

◆所有収録CD・アルバム

◆所有収録ミュージックテープ

◆レコーディングミュージシャン

 

◆2021.4.17 夢野旅人
2021年4月11日放送のラジオ『松山千春ON THE RADIO』。
弾き語りで「写真」が歌われました。

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今日の弾き語りは、「写真」という曲を。ま、これは自分が30の時か。ま、お前たちも、たとえば彼女、彼氏と写真を撮った。ま、残念ながら報われずな。う~ん、今また違う恋をして、違う人と一緒になったという方もいるかもしれないけど、誰にも見せられない写真があるかもしれない。

お前は、どうだと言われたら、はぁ~俺もなんか、それも何枚かあるような気がするな。

 

「写真」(弾き語り)
 

 ◆2014.11.14 夢野旅人

HONUD DOGの曲に、「ラスト・シーン」という歌がある。

1985年8月10日、西武球場。

土砂降りのライブで最後に歌われた。

まだリリース前(1985.8.25『Spirits!』)だったけど、一番印象に残った歌だった。

~古い写真を 思いがけなく みつけたように お前い逢った

女をほめることなど知らない つまらない男で悪いな~

 

写真にまつわるエピソードを描いた歌詞ではないが、プロの作詞家(松井五郎)は、いかした表現をするなと思ったものでした。

メロディーもよくて、その日からHONUD DOGの楽曲の中で一番のフェイバリットソングになりました。

 

その年の秋に発表された松山千春の「写真」。

~アルバムの片すみに 見つけた写真一枚

楽しそう に肩を組み 笑顔浮かべた二人~

 

「ラスト・シーン」に比べて、ストレートな歌詞で、物足りなかったけど、逆に松山千春らしいなと思った。

「写真」は、その年の秋のツアーで弾き語りで歌われた。

1985年12月3日、東京での最終日。

「写真」に続いて、未発表曲だった「あなたへの愛」(弾き語り)が歌われた。

 

 

~さよならが 言えないと 電話かけてきたとき

わかってた なにもかも あとは ことばにならず(写真)~

 

~あなたの声を 聞いてしまえば また同じ ことを くり返すだけ

ここまでついて これたのだから… 何度も 心に 言いきかせたわ(あなたへの愛)~

 

弾き語りの最中、「写真」とこの新曲(あなたへの愛)は対なんだなと確信しました。

そして「写真」よりも、女性の視点から歌っているこの新曲(あなたへの愛)のほうが、気に入りました。

 

そんなことが昨日のように思い出します。

そうそう。

ライブは、2階席でテツと観ていた。

 

左隣の男性客。

座席下にポスターを置いていて、時折足がポスターに触れて「コン、コン」と音を発していた。

それが、弾き語り中にかなり気になった。

「写真」の記憶を辿ると、HONUD DOGの「ラスト・シーン」と、あのポスターの音を思い出すのです。

 

◆歌詞

アルバムの片すみに 見つけた写真一枚 
楽しそうに肩を組み 笑顔浮かべた二人 
ただ燃え上がる 愛を 身体で受けとめて 
今 この時が すべてと信じてた 

眠れずに おたがいの 夢を語り疲れて 
明けきらぬ 街の中 腕を組んで歩いた 
ただ愛だけじゃ なんにもできないことくらい 
そう 気づいてた 子供じゃないからね 

さよならが 言えないと 電話かけてきたとき 
わかってた 何もかも あとはことばにならず 
ただ泣きじゃくる おまえがなおさらいとしくて 
でも 悲しいのは おまえひとりじゃない 

ねえ わからない 何が二人をひきさいた 
ただ あの頃に 二度とはもどれない

 

◆松山千春全作品に思うこと~松山千春全作品解説4~1985-1987

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