「松山千春 『クリスマス』に思うこと~松山千春 全作品解説161~V1.3」S2765

 

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◇更新履歴

V1.0:2014.12.25 初稿

V1.1:2019.12.25 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のCD画像を掲載

V1.2:2020.12.14 月刊松山SAGA3のコメント及び歌詞の掲載

V1.3:2021.12.19 追記

 

■「クリスマス」編曲者:夏目一朗
1997年11月21日リリースの43枚目のシングル

 

◆シングルCD(8cm)

 

◆2021.12.19 夢野旅人

2021.12.19放送「松山千春ON THE RADIO」

一曲目に「X'mas」、二曲目「メリー・クリスマス」がかかりましたので、番組の最後(3曲目)に「クリスマス」をかけると思いけりゃ、NACK5とSTV以外のネット局・各局での年内での放送は、最後ということで、ツアータイトルでもある最新曲「敢然・漠然・茫然」がかかりました。

 

◆月刊松山SAGA3でのコメント

昨年(2000年)の秋のツアーでも歌った曲だ。この作品以外にも、いわゆるクリスマスソングというのは2曲ほど作っている。その2曲ともメジャーな感じの作品だったりするわけだが、逆にこの「クリスマス」という曲はマイナーな匂いを漂わせている。でも、なぜか俺の肌に合うというか、好感が持てる作品なのだ。

とにもかくにも、クリスマスソングというのはそれこそ、年に1回のクリスマスシーズンしか歌われない。期間限定という運命を背負っている。でも、そのためステージで歌うと、やたら新鮮に感じてしまうのだ。そこが、あれだ。コンサートの定番となってしまった「長い夜」とは大きく異なる点である。
  

◆2014.12.25 夢野旅人

「メリー・クリスマス」 「X'mas」と続いて、松山千春のクリスマスソング3曲目の「クリスマス」。

 

01. 「X'mas」のタイトル
「X'mas」と表記は違えど、読み方は同一。

リクエストの際は、なんといえばいいのだろう。「エックスマス」って言ったら、千春に「そんな曲はない」といわれるのがオチだろう。

「X'mas」のレビューでふれればよかったのだけど、X'masという表記は誤記でアポストロフィー(’)のない「Xmas」が正しいという説がある。


しかし、Wikipediaによると、日本で広まった事実無根の流説として、アポストロフィを用いた "X'mas" の表記は和製英語とする説や、アポストロフィを付けるのは誤りとする説、現在はアジア圏でのみ使われているとする説がある。

 

歴史的に和製英語でないことは19世紀の書籍でも確認することができる。

そしてこの "X'mas", "X'Mas" 表記は、現在の英語圏でも出版物などで一般的に使用されている。 ~省略~


2012年現在Twitterにおいて米国のラジオ局が発信したツイートや、英米の著名人・一般人のツイートにも "X'mas", "X'Mas" 表記は見られる。しかしこれらがアジア圏でより一般的に多用されていること、"X-mas", "Xmas" 表記に比べると少数なことから、間違いと誤解されたり、Engrishの代表と誤解されることがある、とある。

 

02. オリジナルのクリスマスソングで演奏率の高い「クリスマス」

1997年秋にリリースされた 「クリスマス」。

初演は、1997年春のツアー。

まだバンド演奏ではなく、夏目一朗のキーボードだけの演奏でワンコーラスだったと記憶する。

最終日の福岡でフルコーラスで歌われた。

 

フルバンドでの初演は1997年秋。

イレギュラで歌われた。

10月10日の宇都宮では、この曲を歌い終わって「夏目、後奏が長い。短くしてくれ」と言っていた。

それを聞いたとき思った。

 

千春はライブにおいて、イントロにしろ間奏にしろあまり長いのを好まない。

長渕剛ほどのサイズにされたら困るが、千春の無場合、見てるほうは全然問題ないのにと。

ステージ上で間が持たないとでも感じるのだろうか。

我々にしたら、千春がだた演奏をききながらステージに佇んでいるだけで充分なのにと。

 

そのツアー以降。

千春のクリスマスソングの中では、イレギューながら一番よく歌われているナンバーとなる。

 

03. 春のツアーで歌った「クリスマス」と、再発。

今年(2014年)の春のツアー。

かなり前から、

あまり季節感に拘りすぎて選曲すると如何なものかと思っていた。

それこそ、クリスマスソングや、「白い雪」や「雪化粧(アンコールラスト以外)」 などもフレキシブルに歌ってくれたらいいのにと。

 

千春が冬の歌を、雪の風景を歌えば、春でも観客の心には冬が雪が降るんだからと。

 

したら、珍しく千春。

アンコールで「季節は春ですが、みなさんを冬に誘います(要約)」と、「クリスマス」を歌った。

あれは、新鮮だったです。

 

秋のツアーが始まり、ラジオ「松山千春 ON THE RADIO(緑効青汁のアサヒ緑健提供)」FM NACK5(エフエムナックファイブ)で千春がいった。

 

「夏目がいうんだ。『クリスマス』っていい曲ですよね。 再リリースしませんか」と。

それに、千春は「よせよ、照れるだろ」と話をはぐらかした。

 

それを聞いて、クリスマスの時期にオリジナル3曲。

そして、「White Christmas(作詞・作曲:アーヴィング・バーリン)」をレコーディングして、4曲入りマキシシングルでリリースすればいいのにと思った。

 

04. 「クリスマス」のアレンジイメージ

「メリー・クリスマス」は、一家団来のクリスマスの情景が僕には浮かぶ。

「X'mas」は幸せそうな男女のクリスマスを描いてる。

 

そして「クリスマス」。

華やかな街で、ひとり、

掌に溶けて消えゆく雪を見めながら、

失くした恋愛、彼女の大切さを痛感している

感傷的な男の心模様を歌っている。

 

そんな想いにマッチした切ないながらも、どこかポップな楽曲。

 

この曲がリリースされた1997年。

ファンのホームページに「クリスマス」の好意的な感想が書かれていた。

ただ表現が拙かったものだから、編曲者の夏目のコメントが載った。
そこに、あえていうならアレンジのイメージはダリル・ホール&ジョン・オーツの「プライベート・アイズ」だと書かれていた。

 

それを読んだとき。

ああ、なるほどなと思った。

あれからもう17年。

 

そろそろ新しいクリスマスソングができてもいいころじゃないかと。

 

◆歌詞

メリークリスマス クリスマス 

白い雪が 手のひらで また 溶けて消える 
メリークリスマス クリスマス 

消えはしない 君への想い 君の姿
 
街は華やぐ 人並みに 流されて行く 僕だけど 
あの頃よりは 少しだけ 大人になった気がするよ 

メリークリスマス クリスマス 

白い雪が 手のひらで また 溶けて消える 

メリークリスマス クリスマス 

白い雪は ただ舞い落ちる 何も告げず
メリークリスマス クリスマス 

あの時 もし 愛にまかせて 抱きしめたら
 
街は浮かれて 人並みに やがて取り残されていく 
君がどれ程 必要か いやという程 知らされる 

メリークリスマス クリスマス 

白い雪は ただ舞い落ちる 何も告げず 
メリークリスマス クリスマス 

白い雪が 手のひらで また 溶けて消える

 

◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1977-1980 インデックス1

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