「松山千春 『雪化粧』に思うこと~松山千春 全作品解説15~」S2137

 

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◇更新履歴

V1.0:2014.02.14 初稿

V1.1:2014.04.01 松山千春選曲ベストアルバムの収録有無の追加

V1.2:2015.01.29 文章を修正

V1.3:2015.01.30 文章を追記

V1.5:2018.10.05 最新エディタにて記事を作成し旧記事と差し替えおよび所有のCD画像を掲載、松山千春選曲ベストアルバムの収録有無の追加

V1.6:2019.09.06 所有アルバム画像、ミュージャンのクレジットを掲載

V1.7:2019.09.07 歌詞を掲載

V1.8:2020.02.10 松山千春選曲コレクションアルバム『思い出』収録データを記載

V1.9:2020.03.15 松山千春コレクション『思い出』収録箇所の記載

V2.0:2020.11.16 記事を追加

V2.1:2022.01.04 追記

V2.2:2022.09.23 オフィシャル動画・音源のリンク

 

■「雪化粧」編曲者:安田裕美(オリジナル)/萩田光男(リメイク)

オリジナル:1978年10月21日リリースのアルバム『歩き続ける時』のA面2曲目(CD 2曲目/全10曲)

リメイク:1997年11月21日リリースの43枚目のシングル「クリスマス」のカップリング

 

◇松山千春選曲ベストアルバム『季節の旅人~春・夏・秋・冬~』 DISC-4(冬)の1曲目(リメイク)

 

 

◇松山千春選曲ベストアルバム『松山千春の世界』 DISC-3の10曲目(リメイク)

 

◇松山千春選曲ベストアルバム『松山千春の系譜』 DISC-4の07曲目(リメイク)

 

◇松山千春選曲コレクションアルバム『思い出』 DISC5-の3曲目(リメイク)

 

◆シングルCD(8cm)

◆所有収録CD・アルバム

◆所有収録アナログ・アルバム

◆オリジナル

レコーディングミュージシャン (楽曲個別ではなくアルバム『歩き続ける時』のクレジット)
01. ドラム:岡本あつお(岡本郭男)、正木五郎、平野肇
02. ギター(AG):清須邦義、安田裕美、松山千春
03. ギター(EG):安川ひろし、椎名和夫
04. ベース:本田達也、田中章弘、平野融
05. キーボード:倉田信雄、中西康明

06. パーカッション:中島御、木村邦治

 

◆リメイク

レコーディングミュージシャン:後日追記
01. ドラム:
02. ギター(AG):
03. ギター(EG):
04. ベース:
05. キーボード:
06. パーカッション:
07. サックス

08. ストリングス:
09. プログラミング(打ち込み):

 

◆2022.1.4 夢野旅人

2022年1月2日放送「松山千春ON THE RADIO」。
放送終盤でのリスナーメール。

12月28日にNHKでリピート放送された「伝説のコンサート“松山千春”リマスター版(BSスーパースターライブ)」に関する内容でした。

 

そのプログラムで流れた「北の大地(1999.12.18 横浜アリーナ)」のサビが心に残ったとのことを受けて、

ま、自分がな、書いた曲ですけど、「北の大地」、


♪人生はつかの間の夢よ幻よ 
くよくよと考えて それじゃさよならと♪
と、アカペラで唄いました。
そして、 

なんだよな。
俺もつくづくさ、いやぁ、これ、だいぶ前の曲だけどさ。ま、若いときからな、それこそデビューした21歳とかさ、もう20代のときからさ、こんな感じの歌を、ずっと歌ったりなんかしてるんだけどな。


ホントにつくづく思うんだもん。
生まれて来てさ、人生な、ホントに夢幻だよな、毎日毎日が。
で、くよくよするんだよな。
何事にも、くよくよしてしまうんだ。
でも、「さよなら」という時が来るんだよな。
だから、お前はどう生きる?
な、お互い2022年、令和4年いい年にしたいなと思いますし、あってもらいたいと願います。

今回最後の曲は、松山千春「雪化粧」ですけど、ありがとうございました。
と、「雪化粧(V97)」がかかり、2022年最初の放送が終了しました。

 

◆2020.11.16 夢野旅人

2020年11月15日放送の「松山千春のON THE RADIO」で番組のラストで「雪化粧」の1997年ヴァージョンがかかりました。

その前の弾き語りでは「冬がやってきた」。

「冬がやってきた」で、本編ないしアンコールが幕開け、アンコールラストは「雪化粧」で終わる、松山千春の秋のツアーの定番な流れ。

ラジオでもそう持ってくるか・・・

なんかライブ感、コンサートをダイジェストで観たような感覚でとても、よかったです。

 

◆2015.1.30 夢野旅人

2015年1月30日。

東京も、今年初の積雪です。

本日もよろしくお願いします。

 

去年、2014年秋のツアーのアンコールラストは「凡庸」でした。

ただ一か所だけ、鹿児島で「雪化粧」が歌われました。

コンサート終了後、新幹線で鹿児島中央から博多へ移動の際。

ファンに「何故、オーラスが『雪化粧』に入れ替えたのか」と訊かれたという。

その問いに対して、千春は「鹿児島に雪が降らせたかった」とだけ、ラジオで答えています。

 

◆2014.2.14(2015.1.29文章を大幅に修正) 夢野旅人

00. 2014年二度目の雪

2014年2月14日。

窓を開けると今年二度目の雪。 

移動中に鼻歌なんて出るわけない。 

顔に湿った雪が当たる中で思った「雪化粧」。 

 

01. 「希代の優れた名曲」にもかかわらず・・・
それまで、弾き語りでしか歌われなかった「雪化粧」。
フルバンドの初演は、リメイク版がリリースされた1997年秋のツアーの中盤。

それから2000年、2003年、2005年、2007年、2008年、2010年以外の、秋のツアーで歌われる

 

そのため近年では、「お腹いっぱい」という声がきこえてくる。

ファンが口を尖らせる大きな理由は、歌われる場所がアンコールラストという点。

ライブにおいて、一番の大作を望める置き場所だからだ。

 

千春の場合、スケールの大きな歌を歌える数と、置き場所には限りがある。

ゆえに、「雪化粧」をラストで歌われることで、ほかの大作を聴くチャンスを失う。

それがファンにとっての最大のネックなのである。

(でも、「またラストが『雪化粧』だったら、席を後にする」という声がきこえてくるのなら、それは悲しすぎる)

 

とはいえ、松山千春の作品の中で「希代の優れた名曲」というのは間違いない。

2013年秋の東京公演2日目に、客観的に見ていて思ったこと。

この日、歌われた中で一番の演奏は、やはりこの「雪化粧」だった。

 

だから尚更、勿体ないと思う。

天邪鬼なのかな、1997年秋、98年秋、99年秋と三期続いただけで、不満を抱いた自分。

去年(2014年)の秋には、「雪化粧」を欲していた。

アンコールラストでも聴きたいと思った。

それだけ「雪化粧」は「希代の優れた名曲」だと思う。

くどいが、それだけに勿体ないと思う。

 

02. 千春にとっての「雪化粧」
「雪化粧」は、著書『足寄より』にも書かれている通り、

アマチュア時代からの親友・山岡篤さんと彼女、二人のために書いた歌。

篤さんは、1994年に他界された。 


1996年、弾き語りで歌うとき。

「俺は曲を作っている姿を誰にも見せない。 

スタッフであっても俺が曲作りをし始めたら部屋を出ていく。 

でも篤だけには見せられた。 

残念ながら他界した。 

自ら命を絶った。

あいつのためなら、なんでもした。 

もしも、あいつが金に困って、『千春、都合してくれよ』と言われたら、どんなことをしても俺は用意した(要約)」と語っていた。

 

また「雪」のレビュー  でも書いたが、松山千春にとって雪は、自身の原点であり再生を意味する。

それらを鑑みると、ラストで締めくくろうとする千春の思いが自ずと見えてくる。

「雪に、絶望に埋もれていても、春は来る。 また来年、再会するので、精一杯生きてください。元気で」と、きこえるのです。

 

03. オリジナルヴァージョンとリメイクヴァージョンについて

オリジナルとリメイクの歌詞の違い。

オリジナルの~何が悲しいとかつらいわけじゃないけど~抱きしめていたい~強く強く強く~愛し続けたい~までのサビ。

ラストでもう一度歌われるのだがリメイクは削除。


最後のフレーズも、オリジナルは~愛し続けたい~

リメイクは~せめて雪化粧~と変わっています。


リメイク。

原作本と映画と同じように、ほとんどといってリメイクにはがっかりすることが多い。

一度慣れ親しんだ歌である。

聴き手のイメージや思い出までも払拭、凌駕するのは至難の業。 

そんな中で、この「雪化粧(V97)」は稀有な作品だと思うのです。

 

04. プライベート・エピソード

友人は、「雪化粧(V97)」が大好きで、「明日のために」と「生きがい」の3曲は殿堂入りらしい。 

特に「雪化粧」は、その日のコンサートの曲目、全部「雪化粧」でいいと言い切った。


そんな彼が2012年秋。

ついに「もうお腹いっぱい・・・です」と口にした。

「三度の飯を欠いても義理人情は欠かさない」がモットーの彼の発言にガッカリ。

「その言葉は聞きたくなかったな。 どんなときでも『雪化粧』を庇うのが男だろう。 

男なら墓場まで、その言葉は持っていけ」と。

笑い話です。

 

◆歌詞(オリジナルV1978)&オフィシャル動画・音源

 

町は とても 静か 白い雪が降り続く

寒い部屋の隅で 僕は溜息

そんな時も君は 長い髪をかきなでて

僕に笑いかける 寒くはないと

 

何が悲しいとか つらいわけじゃないけど

ただ 今は君のこと抱きしめていたい

強く 強く 強く 僕のこの両腕で君を

君を 君を 愛し続けたい

 

僕の胸の中で 涙こらえきれないね

そんな君がとても いじらしく思う

何が悲しいとか つらいわけじゃないけど

ただ 今は君のこと 抱きしめていたい

町は とても 静か 白い雪が降り続く

僕と君のために せめて雪化粧

 

何が悲しいとか つらいわけじゃないけど

ただ 今は君のこと抱きしめていたい

強く 強く 強く 僕のこの両腕で

君を 君を 君を 愛し続けたい


◆歌詞 リメイクV97&オフィシャル動画・音源

 

町は とても 静か 白い雪が降り続く

寒い部屋の隅で 僕は溜息

そんな時も君は 長い髪をかきなでて

僕に笑いかける 寒くはないと

 

何が悲しいとか つらいわけじゃないけど

ただ 今は君のこと抱きしめていたい

強く 強く 強く 僕のこの両腕で

君を 君を 君を 愛し続けたい

 

僕の胸の中で 涙こらえきれないね

そんな君がとても いじらしく思う

何が悲しいとか つらいわけじゃないけど

ただ 今は君のこと 抱きしめていたい

 

町は とても 静か 白い雪が降り続く

僕と君のために せめて雪化粧

せめて雪化粧

 

◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1977-1980 インデックス1

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