「SONGS 07 稲垣潤一『夏のクラクション』と、松山千春アルバム『愛を贈る』と 。(8月23日の歌 4/365)」 S4634
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V1.0:2017.8.23 初稿
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■SONGS 7 『夏のクラクション』稲垣潤一と、松山千春アルバム『愛を贈る』と 。
おはようごさいます。
夢野旅人です。
2017年8月23日 水曜日 晴れ 蒸し暑い。
本日もよろしくお願いします。
気か付くともうすぐ9月。
夏の終わり。
毎年、この時期になると僕の中で、浜田省吾の「晩夏の鏡」が流れ口ずさむ。
ですが、東京は昨日まで8月21日まで21日連続雨。
夏が始まった気すらしないのだから晩夏と思えるはずもない。
いまだ聴こえてこない。
こんな夏になるとは思わなかった頃。
2017年7月16日の「松山千春のON THE RADIO」。
井上マネージャーが選曲したタイトルに夏のつく歌が流れた。
SAS「真夏の果実」
杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」
大黒摩季「夏が来る」の3曲。
自分だったら・・・と考えた。
「晩夏の鐘」のほか、迷わず出てきた一曲が「夏のクラクション」でした。
稲垣潤一 1953年7月9日生まれ 64歳。
デビューが1982年と千春に比べて遅いので年下と思われがちであるが彼のほうが2歳年上。
忘れられないのが1984年6月のオリコンアルバムウイークリーチャート。
現在はリリース日はオリコンの集計日に合わせて水曜日ですが、当時は、5・10日(ごとうび)ないし21日発売がほとんど。
松山千春のアルバム『愛を贈る』と佐野元春『VISITORS』が5月21日発売。
稲垣潤一の『Personally』が19日発売でした。
チャート初週は集計日と噛み合わず千春が18位 5,600枚
稲垣が5位、元春が8位。
彼らののアルバムのほうが上位でした。
千春は3枚目のオリジナルアルバム『歩き続ける時』から、『起承転結』、『起承転結Ⅱ』『STAGE』も含めた12作の最高位は首位(10作)もしくは2位(2作)でした。
2週目が勝負。
とオリコンウイークリー(当時200円?)発売日の土曜日。
逸る思いで開くと・・・
屈辱の3位圏外の4位。
元春が5万5,000枚で首位。
稲垣が2位だった。
オリコンがつける、次週も伸びるであろう赤丸。
稲垣は赤丸だったが千春にはついていなかった。
当時の元春は勢いからいって仕方ない。
自分も『愛を贈る』と一緒に購入したし・・・。
だが、生粋なシンガーソングライターでない
稲垣潤一に負けた・・・。
その茫然自失たるや・・・。
そう、だから千春が4位以外、覚えていないことも腑に落ちる。
だからといって、
彼を毛嫌いしていたわけではないが、
レコード・CDを聴く、購入することはなかった。
何がきっかけだったのだろう。
当時、彼のバラードは洗練された大人の雰囲気があった。
そう、こんな僕でも恋をしていた。
千葉のあの子とでドライブで聴きたいなと、
1986年9月29日リリースの『BALLAD SELECTION〜P.S.抱きしめたい。〜』を買った。
これが目茶目茶よかった。
その中でも群を抜いていたのが「夏のクラクション」。
~海沿いのカーブを 君の白いクーペ
曲がれば夏も終る…
悪いのは僕だよ 優しすぎる女に
甘えていたのさ
傷口に注ぐ GINのようだね
胸がいたい 胸がいたい
夏のクラクション Babyもう一度鳴らしてくれ In My Heart
夏のクラクション あの日のように きかせてくれ
跡切れた心を揺り起こすように ~
作曲は言わずと知れた筒美京平。
作詞が、一連のチェッカーズや中森明菜な作品などを手がけた売野雅勇。
曲もいいが、
冒頭の歌詞がすべてのような気がする。
~海沿いのカーブを 君の白いクーペ
曲がれば 夏も終る… ~
この比喩表現。
すけぇ!!
と思ったもん。
今でもこの歌を聴くと、
夏の終わりはもちろんのこと、
今でも、キュンとする。
そして、優れた作品なのに最高位4位、トータル8万枚(LPのみ)のセールスで終わってしまった千春の『愛を贈る』と、あの土曜日の無念、喪失感も一緒に思い出すのです。
■『BALLAD SELECTION〜P.S.抱きしめたい。〜』
01.夏のクラクション
作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:井上鑑
02.愛は腕の中で
作詞:秋元康 作曲:林哲司 編曲:松任谷正隆
03.言い出せなくて
作詞:秋元康 作曲:林哲司 編曲:井上鑑
04.ロング・バージョン
作詞:湯川れい子 作曲:安部恭弘 編曲:井上鑑
05.月曜日にはバラを
作詞:さがらよしあき 作曲:伊藤豊昇 編曲:井上鑑
06.Everybody's Valentine-想い焦がれて-
作詞:湯川れい子 作曲:安部恭弘 編曲:井上鑑
07.P.S.抱きしめたい
作詞:売野雅勇 作曲・編曲:林哲司
08.時を止めた涙
作詞:秋元康 作曲:筒美京平 編曲:井上鑑
09.誰がために・・・
作詞:さがらよしあき 作曲:林哲司 編曲:井上鑑
10.A Glass Of Sorrow
作詞:売野雅勇 作曲・編曲:林哲司
11.ブルージーン・ピエロ
作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦 編曲:萩田光雄
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