「松山千春 『木枯しに抱かれて』に思うこと~松山千春 全作品解説163~」S2774/R
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◇更新履歴
V1.0:2015.1.7初稿
■ 「木枯しに抱かれて」 編曲者:大原茂人
1980年11月21日Rのアルバム『木枯しに抱かれて』のLP A面4曲目(CD4曲目/全10曲)。
◆レコーディングミュージシャン(後日、追記)
01. ドラム:
02. ギター(AG):
03. ギター(EG):
04. ベース:
05. キーボード:
06. パーカッション:
07. ストリングス:
08. サックス:
◆2015.1.7 夢野旅人
2014年12月1日 鎌倉芸術館。
アンコール。
「恋」の弾き語りを終えてギターのカポタストを4フレット目に移動させた。
そして歌い始めたのは10年半ぶりとなる「木枯しに抱かれて」だった。
2014年秋のツアーで特に印象に残ったシーンは2つ。
幾分腰を割るような体勢で、顔を真っ赤にしながら渾身で歌い上げていた「凡庸」。
そして、この弾き語りの「木枯しに抱かれて」だった。
「残照」や「あの日の僕等」、「雑踏」も良かったが、
今回は、この2曲に松山千春のフォークソングを感じた。
「黄昏」
もそうだが、
「木枯しに抱かれて」がリリースされたとき。
自分は、まだ10代半ばあたり。
~移りゆく季節を見送るために
生まれてきたわけじゃないことだけは
やりばない悲しみかみしめながら
いつかはこの夢かなえてやろう 「黄昏」~
や、
~愛した人もいた 恨み憎んだ人も
されさえも 今では 懐かしく思う~
~生きていくそのうち いいこともあるはず
木枯しに抱かれて 今宵またねむる 「木枯しに抱かれて」~
この歌詞の意味を、
あの年で理解できたのなら、
それはよほどの天才か苦労人だろう。
ずっと、この2つの歌の意味を、
身体で感じ取ることができなかった。
「木枯しに抱かれて」に関して言えば、
去年の鎌倉まで34年かかった。
関東も冬の気配を感じ始めたあの日。
ボロンと、ギターを弾いて歌い始めた「木枯しに抱かれて」。
~何ひとつできずに さまよい歩く心を
木枯しはふき荒れ あざ笑う様に
凍えてはいけない 涙してはいけない
ましてここまで来て 倒れてはいけない~
このフレーズに全身が疼いた。
松山千春のうたの根底に流れる「生きる」。
どんなことがあっても生き抜いてくれと、きこえた。
何を今更だが、
ずっと千春はフォークソングをフェアウェイで歌い続けてきた。
そうあらためて思った。
フォークシンガーになるべくしてなった千春。
でもそれは、貧しかった幼少期や家庭環境、家族、故郷足寄、友人たち、竹田さん。
人や環境、全ての関わりが松山千春というフォークシンガーを育んだに違いない。
だけど思った。
それだけではない。
千春は天才だと。
「木枯しに抱かれて」を歌う姿を見つめながら、
そう思ったのです。
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