皆様お久しぶりです〜
目まぐるしく忙しい毎日を過ごしていたら、こんなに日が経っていました
今日は歯が折れてしまった時の治療法についてお話したいと思います。
治療前
この症例は
2日前に転倒し、前歯2本を折ってしまい、
傷みはあまり有りませんが、裏側から見ると歯の神経がむき出しになっている状態でした。
①神経治療
歯の欠けた部分がもうすこし少なく、破折線が神経まで達していない場合は神経を残しますが、
今回の症例の様に、歯が大きく欠け、神経がむき出しになった状態で、
さらに受傷から時間が経っている場合には神経を取る必要があります。
根の治療前
根の治療後
歯の中の白くなっている物が、根の中に最終的な薬を詰めたところです。
神経を取り除き、この様に迅速に根の先端まで薬をきちんと詰める事が、
今後この歯をずっと使って行く上で、とても重要なポイントとなります。
*根の先まで薬がつまっていないと、死腔となり、その中で菌が増え、
根の先に病巣が出来てくる可能性がとても高くなります。
②ファイバーポスト(土台)をたてる
根の治療が終了したあとは土台を立てていきます。
ファイバーポストの土台は、保険の土台と違い、
歯と同じ様な固さやしなりがある為、自分の歯が破折するリスクが極めて少なくなります。
また被せ物をセラミックにするので土台が金属だと透けてしまいます。
ファイバーポストにする事で透明感のある、自分の歯に近い被せものを作る事が出来ます。
③仮歯で様子を見る
歯の神経治療中は、歯が折れたままではなくキレイな仮歯を用いる為、
すぐに見た目は回復し、
周りにはほぼ気付かれることなく治療を進める事が出来るのでご安心下さい。
歯の治療中の仮歯の状態
この様に最終的な被せ物に近い仮歯を用いて治療します
この時点でも、すごく綺麗ですがまだ完成形じゃないですよ~笑
この仮歯の段階で、
傷みは無いか、
噛み合わせはどうか、
今後のセラミックの前歯をどのような歯の形や大きさで作るのか、
前歯をどのくらいの角度で前に出すのか、
などカウンセリングを重ね、最終的な形により近いものに仮歯を調整して行きます。
また、この仮歯で生活して頂く時間を利用して、
他の歯のホワイトニングをする事で、より白く綺麗な歯を周りの自分の歯とマッチさせて作っていく事が出来ます。
ホワイトニング前
ホワイトニング後
シェードは4段階明るくなりました。
④型取り
そして仮歯の段階で充分にカウンセリングし、
最終的につくるセラミックの被せ物の形や色などが決定したら型取りをします。
⑤被せ物セット
型取りをしてから約10日くらいで歯が完成します。
*ただし今回の症例では患者様のご希望により、
さらに歯を綺麗にする為にマウスピース矯正をしますので3~5ヶ月後くらいに、
歯並びが綺麗になった後に最終的な被せものの型取りをして行きます。
治療前
治療中
ぱっくりと折れてしまった歯が数回でここまで行きます
現在はマウスピースで矯正中ですので、最後まで経過
をおってまたブログにアップしますね!!
すでにすごく綺麗なので完成が楽しみです
折れてしまったときだけでなく、
前歯のガタつきを一気に治したい方も是非カウンセリングにお越し下さい
ご希望の形や歯の角度のご相談に応じます!
今週も一週間頑張りましょう