こんにちは
近頃は涼しくなってきましたが、冬になると増える疾患の1つに帯状疱疹があります。
帯状疱疹は、急に寒くなり風邪をひくなどで免疫が弱ると、以前にかかり体の神経節にひそんでいた水疱瘡のウィルスが活動を始め、神経をつたわって皮膚に水泡を作る帯状疱疹として発症します。
発疹が出る数日前から、体の一部の片側が(胸、背中、腹部、手足、顔など)チクチク、あるいはピリピリした痛みが出現し、その後その部位に赤い斑ができ、つづいてその紅斑上に小豆大くらいまでの水疱が出現します
皮膚と神経の両方でウィルスの増殖がおこるので、痛みを感じることが多く、神経に傷が残ると帯状疱疹後神経痛として長く痛みが残るため、早い段階で抗ウィルス薬による治療を開始することが大切です
9月に発売になったアメナリーフはこれまでの抗ウィルス剤と作用や代謝経路が異なるため、既存のウィルスで効果の弱い方や、腎機能の低下している方にも使用できる薬剤です
また、1日1回と服用回数も減りアメナリーフを使うことで、患者様の利便性は上がりそうです。
ただ薬価は他の薬剤同様に高価なお薬ですので注意が必要です。
併用禁忌薬は抗生物質のリファンピシン、併用注意にグレープフルーツジュースなどがあります。
アメナリーフについての感想を一言で言いますと、1日1回の内服になったということが最大の特徴で、これによって飲み忘れなどによる弊害が減る可能性が高く効果にも期待できると思います。
また、帯状疱疹については50歳以上の方で予防注射を当院でも検討中です。
こちらについてはまたお知らせしますね
STAFFみんなで勉強会~
季節の変わり目は無理をせず、ゆっくりお風呂に入って十分に睡眠をとるなどで体の疲れを癒しましょう
それでも疲れを感じる方、当院おすすめのニンニク注射や、免疫力アップのためプラセンタ注射をためしてみてはいかがでしょうか