旦那さまの顔をちらりと | 千春、6歳。あさひ、2歳。すこやか日記

千春、6歳。あさひ、2歳。すこやか日記

今日も会いにきてくれてありがとう

「私 恋をしている 哀しいくらい

 もう隠せない この切なさは......」


幼稚園へ、千春を迎えに行く道みち、

ザアッと突然降りだした通り雨に、

松本英子の「Squall」を、ロマンティックに歌いだしたまでは、よかったが。


私の歌は、続く。


「もっとひとりでいたい~」


ややややっ!?何と!

「もっとひとりでいたい」!?


ご存知の通り、ここは、

「もっといっしょにいたい ふたりでいたい」

と、熱く、歌うべきところなのである。


「もっとふたりでいたい」を「もっとひとりでいたい」と、

歌い誤るなんて。

これを、ライブでやったら、もう、万事休すだ。

そう思いながら、ザッと来た雨のせいで、

かえってムッと蒸し暑くなった道を、

ヘナヘナと情けなく失笑しつつ、重たいベビーカーを押す。


「もっとひとりでいたい」


このミステイクは、結婚8年目というステータスのゆえではなく、

日頃溜まった育児疲れのせいだ、と思いたい。



旦那さまの顔を、ちらりと思い浮かべる。