一昨日、

サザンオールスターズのライブに行きました。

宮城まで、子供をつれて

大切な時間をすごしました。

その中で、頭の中にくっきりと見えた想いがあった。


昨年夏、

#勝手にサザンDAY というライブを企画しました。

僕は、たくさんの人に助けられて、

サザンへの想いを4000人のファンの前に

とどけることができました。


実は、

このイベントを

影でささえてくれた1人、

#桑田研究会バンド のリーダー

やのっちが、難病になりました。

#中枢性羞明

という数百人しかいない病気です。

人工的な光をみれない病気です。

パソコンも、携帯も、テレビも、ゲームも

サザンのライブも、

すべてを奪われてしまう病気です。


彼は、サザンのトリビュートバンドをやっています。

いわゆるコピーバンドです。

芸人さんの小劇場の運営もしていました。

そう、彼は、エンタテインメントを支える

影のエンタテイナーなのです。


そんな彼が、その生きがいの

すべてを奪われてしまいました。


はじめきいたときは治ると思ってました。

でも、治りません。

治らないんです。


治らないってことは

この病気と生きていくしかありません。

http://yanocchi.sblo.jp/s/article/185744647.html

↑彼のブログです。


一昨日のサザンのライブで

#栄光の男 という曲を聴きました。

何度もきいてる大好きな歌です。


人生がいくらひっくりかえっても

長嶋茂雄のような男にはなれない。

それでもこの人生の中で

幸せを見つけながら生きていく中年の歌です。


この曲をききながら

彼のことを思い出してました。

栄光の男というのはまさに、

彼がみた桑田佳祐なんだなと。


僕も感じていますが、

桑田さんに近づこうとすればするほど

桑田さんの偉大さを感じざるを得ません。


桑田さんのような人はもう二度と

あらわれません。

ただ、その姿を追いながら、

自分なりのエンタテインメントを探し続けた

やのっち。

今、彼は、オリジナルソングを作り始めました。

新しい生きがいをみつけるためです。

僕は、病気と向き合う

#作文45 という曲を聴きました。

素晴らしい歌でした。


曲を聴きながら、

この人は、

コピーバンドの枠を超えて

アーティストになったんだ。

この病気と向き合う決意をした瞬間から

本当のアーティストになったんだ。


そう思った。


彼が栄光の男なんだ。


僕は

これからのやのっちを追い続けたいし、

何か力になりたいと思う。

それこそが、僕の生きがいでもあるということを、彼から感じるのだ。


やのっち

いっちょやったろうよ


喜びを誰かと分かち合うのが人生さ