9月19日、

勝手にサザンDAYが終わった。

あっという間だった。

 

 

今も夢じゃないかと思うぐらい、あの空間はなんだったんだろう。

この週はずっと雨、雨、雨、ただ、この日だけ晴れた。

天気予報をこんなに気にしたのも初めて。

当日は、まさかの快晴だった。

 

朝7時、

代々木公園野外音楽堂の現場に集合。

こまっちゃんと、YOPPYも到着。

「晴れたね!青空を運んでくれたね」

そこからずっとみんなで準備。

提灯櫓や、入り口のゲートが組み上がって行く。

フォークリフトがどんどん運ぶ。

キョードー横浜さんの手際の良さが素晴らしい。

小関さんに指示が飛ぶ。

 

11時の物販スタート。

飲食ブースのスタートの時間になっても

訪れる人はチラホラ、、、あと4時間後に始まるのに、、

「少なかったらどうしよう」不安が取れない。

れもんらいふのスタッフも寝ていない。疲れがピークの中、

れもんらいふのみんなは、物販と

サザンにメッッセージをかける手紙ブースの担当だ。

クラウドファンディングで募集した

ボランティアスタッフ10人が加わる。

 

手紙ブースに徐々に人が溢れてくる。

友達も徐々に応援に来てくれる。

12時、

不安から、現実逃避のため

タワーレコードブースで30分寝る。

前日までの準備の疲れもピークに達している。

 

出演者の方達も徐々に到着。

刻々とその時間が迫ってくる。

裏のケータリングも準備。

ケータリングは、けいごくんによるフィンガーフード。

リクエストした唐揚げw

差し入れのビール300本、ZIMA300本も届く。

花も届く。

 

受付の染谷くんと吉崎さんも徐々に忙しくなってくる。

二人とも普段の業務とは関係ない仕事だ。

クラウドファンディングの商品受付

座談会受付、優先席受付、千原関係者受付などなど、、、

 

ゲートでみんなが写真を撮り始める。

高校の同級生も大阪から駆けつける。

櫓のタイムテーブル、クラウドファンディング支援者全員の

名前パネルで記念写真。

15時、優先席の門がいよいよ開く。

入り口に人が並び始める。

 

僕は、クラウドファンディングで募集した座談会メンバーと飲食ブースで

サザンについて話そう座談会。

ここまでの苦労話や、がらくたのデザイン秘話などを話す。

みんな名古屋、静岡、関西から集まってくれている。

 

お客さんが声をかけてくれる

「今日九州から来たよ」「最高の企画ありがとう」

「お子さん大丈夫!?」「頑張ってね」

さすがサザンのファン。

年齢層も様々だ。嬉しい。こんなにいろんな人が声をかけてくれる。

 

16時、

いとしのエリーズと桑田研究会バンドの

オープニングパフォーマンスが始まる。

まだ本編の開演前なのに

すでに1000人近い人が集まってくれている。

うちわが揺れる。

 

この光景はなんなんだ。

空間が止まって見える。

みんなが笑顔でステージを見つめ、飲食ブースで楽しみ、

踊ったり、歌ったり、、、このフリーな空間はなんだ。

風が心地いい。

提灯が揺れる。

そこにサザンはいない、でもサザンの曲が流れ

ここに集まった人みんなが口ずさむ。

ずっとファンの人、各アーティストのファンの人、

たまたま通りかかった人、関係者の友達。

みんなが歌える。みんなが笑顔になる空間。

これは僕が作った空間なの?

こんなに笑顔になれる場所は他にない。

こんなにジャンルの垣根を超えた、自由な場所はない。

楽屋は、各アーティストの交流の場だ。

通常のフェスと違い、楽屋が1っ個しかない分、

みんなが同じ場所で交流する。

やついさんとフレンズが話してる。

かせきさいだぁさんと浜崎さんとおとぎ話が話してる。

きのこ帝国、佐藤さんととけた電球が写真を撮る。

桑田研究会バンドと根岸さんが一緒にいる。

ダイノジ大谷さんとクラウドファンディングのダンサーチームが練習する。

美雨ちゃんのお子さんが遊んでいる。

なんてピースな空間なんだ。

 

目の前で起こる全ての光景に胸が熱くなる。

LicaxxxのDJ、フィロソフィーのダンスが「壮年JAMP」を歌い。

いよいよ開幕だ。

そこに、母と弟もやってくる。

父もやって来た。

家族、ご近所さん、親戚、いつもお世話になっている人たちもやってくる。

司会のMEGUMIちゃんが

「千原くん、これ本当にすごいよ、すごい企画だよ、よくやったね」

 

うん

だんだんそんな気がして来た。

この日は特別なんだと。

この日だけは、人生において大切な時間なんだと。

ついに、「展覧会の絵」

オープニングのファンファーレが鳴った。

 

その2に続く