千峯雨霽露光冷 
(せんぽうあめはれて、ろこうすさまじ)

私の好きな句です
(大燈国師:鎌倉後期の僧の詠んだ句です)
そして 
私の今の指針になる言葉です

いろんな解釈がありますが
私なりの解釈をのせます

幾重にも連なる山々に
雨が降る
どんなに
強い雨が降りつけようとも
その後晴れて日が差す時
その濡れた山肌は
凄まじいほどに輝やく
そして
雨をしたためた山だからこそ
美しく神々しく佇んでいる

人生もそうだ
人生という山脈の中で
激しい悲しみに溺れ
苦しみの涙に心濡れることもあるが
やがて心の雲や霞が去り
辛い涙の雨はやむ
そして
その涙に濡れた心の峯は
玲瓏たる光となり
おのれの行く道を照らすであろう
多く涙を流した心ほど
多くの光を放つであろう


本日、23歳の息子の三回目の月命日

絵を描いたり、書を書いたり、好きな食べ物を買いにいったりと
静かに優しい気持ちで過ごします


皆様、そして皆様の愛する方の
安寧をこころよりお祈り申し上げます