こんにちは、Chifumiです。

 

大阪も緊急事態宣言が発出されました。

今日も家でおとなしく過ごしています。

 

対面のお仕事もどんどんキャンセルされ、

まだまだ慣れないリモートの仕事やセミナーに

手こずりながら

それでも毎日学んで失敗して落ち込んで、

また立ち直ってパソコンと格闘しています。

 

母は電話帳のような薄い紙1枚づつ

積み重ねるような速度で、ゆっくりと老いていきます。

 

思い通りにならないこころと身体。

 

元気だった自分と、

できなくなった今の自分を比べては

 

朝は嘆きで始まり

愚痴を言い、

そして自分の今を悲しみ続け、

夜は終わらぬ嘆きの中で眠ります。

 

姉と私と姉の娘の姪っ子たちと

寄ってたかって様子を見て

 

デイサービスとヘルパーさんの力も借り、

1日たりとも一人きりの日はないのに。

 

もう戻らない、できなくなったことを数えずに

まだ出来ることをやろうよ。

そう慰めても母には伝わりません。

 

 

 

 

 

 

今日の朝日新聞

緩和ケア医 大橋洋平さんの「足し算命」という記事に

朝から涙に濡れました。

 

「苦しみは客観的な状況と

主観的な思い・価値観のずれから生じる。

 

苦しみを減らすには自分の考えを変えるしかない、

 

残された日にちを数えるのはやめ、

過ごせた日々を足していこう。

 

足し算命の考え。

 

考え方次第で百八十度変わる。

それは他人に指摘されるのではなく

自分が変わるしかない。」

 

そう、なんでも、自分が気づいて変わるしかないんですね。

 

そんな誰もが余命を生きている毎日を

今日の1日をどう精一杯過ごすのか。

 

足し算の考えを私の今日にどう取り入れようか。

 

投げ出さずにどう介護して関わるか。

 

きれいごとでなく、

辛さ苦しさを毎日毎日吐露し続け、

ありのまま、老いの現実を

子と孫に見せ続ける母を前に

今日も心は揺れています。