水無月(みなづき)、6月。

 

庭のあじさいが存分に水を吸って、

日毎に大輪の花が色づいてきています。

こんにちは、Chifumi です。

 

家族の美しい習慣について、

やましたひでこさんと

黒川伊保子さんのエピソードを紹介しました。

(その記事は こちら

 

幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、
 不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが異なっているものである。

 

トルストイの「アンナ・カレーニナ」の有名な冒頭文を参考にすれば

夫婦がうまくいく方法は

案外共通の法則のようなものがあるのかもしれません。

 

私と夫との関係がうまくいっているとき

思い返してみました。

(当然うまくいかなくて八方塞がりで

どうしようもない年月もありました)


数年前のこと。

私の応募した無料バス旅行(ひとり旅)が

運良く当選しました。

喜んで準備したその木曜日当日の朝、

あらためて当選葉書を見たら・・・。

すでにときは遅し。

 

なんと水曜日と木曜日を見間違えていて

旅行は前日の水曜日だったのです。

あーあ。

 

えー、なんでー、うっそー、夢?

いや現実。

 

落ち込む私に

当時高校生だった息子はおもむろに

レ・ミゼラブルの曲「One day more(あともう1日)」を流しました。

夫は私の興奮が冷めるまで黙って静かにしています。

 

私が落ち着きを取り戻した後、

”私って、ばか かしら?”の問いかけに

夫はしばし沈黙して慎重に言葉を選び

”ばかではないが、

利口ではないような気がする・・・。”

 

私が何か失敗した時の家族の反応は

たいてい黙って淡々と

私の失敗の事実を聞いて受け容れたあと、

クスッと笑えるオチをつけてくれます。

 

どちらかが冷静さを失っている時

相手の行動について

責める言葉を紡ぐのでなく

黙って静かに待っている。

 

我が家ではそれが一番の

思いやりといえます。

 

習慣その1.

「待つこと」を日々の習慣に取り入れると

うまくいく!

・・・こともある。

 

というお話でした。