こんにちは Chifumiです。

 
私は飛行機に乗る機会はそうないのですが、搭乗すると機内誌を読むのを楽しみにしています。
 
今回はJAL3月号に掲載されているJTA宮國慎太郎機長が書いた「キャプテンの航空教室」を興味深く読みました。
 
宮國機長の自己紹介欄には
座右の銘「下から目線」
この一言から早々にくすっと笑わせます。
 
本文の起承転結は見事で、文章も秀逸でした。
 
内容は、エアライン関係の方はご存知かもしれませんが、フライトにおける「勾配角度」についてのお話です。
この記事で、権威勾配 という言葉を初めて知りました。
 
「飛行機着陸の際には適切な進入勾配の角度があるが、コックピット内には機長と副機長間の、目に見えない権威勾配というものが存在する。
 
勾配が強すぎると、副機長は機長に恐れをなしてただのイエスマンになり、逆に緩すぎても緊張感が薄れる。
 
いずれにしても安全運航に最適とは言えず、適切な権威勾配が必要である」と説く。
 
「権威とは振りかざすものではなく、相手に権威を感じてもらえるように振る舞うこと」こそがあるべき姿と結論づけます。
 
最後のタネ明かしで、着陸の際の適切な進入勾配は3度と知り、本当にそうなのかとワクワクしながら窓外を見つめていました。
 
夫にも記事を読んでもらい、
夫婦の権威勾配(そんなものはあるのか?!)は
何度か冗談交じりに確かめ合いました。
 
その後しばらくは、私がちょっと厳しめの言い方をしただけで「今のは権威勾配50度だ〜」と言われたりして。
 
まあ、3度、妻の方が上くらいが適切なのかも。
 
我が家の場合ですがね!