福岡グルメ行脚続いています。

今回は、今やこの名前を知らない方も少ないと言う『レストラン茅乃舎 (かやのや)』にやっとの思いで初訪問してきました。

東京だと、東京ミッドタウンやCOREDO室町 日本橋店、高島屋横浜店、そごう千葉店などその他にも多数販売店があるので、本店に未訪問でも、こちらの出汁やその他の加工品を使ったことある方もいらっしゃいますよね?


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オープンは2005年8月なので、間も無く丸12年目となる予約が常にいっぱいの人気自然食レストラン。


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80トンもの茅を使った、茅葺き屋根は圧巻で、九州阿蘇で刈り取った茅を、茅葺屋根師に依頼し完成させたそう。

私の幼少期に祖母の家が、立派な茅葺き屋根だったので、すごく親近感が湧いてしまいます。


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福岡でも中心部より1時間ほど奥に進んだ郡部の山里で、こんな清流が店横を通る場所にある『レストラン 茅乃舎 』さんなので、おうかがいした6時初旬には、既に名物の蛍の姿が見られるとお店の方がおっしゃってました。

残念ながら、この時はランチでの訪問のため、蛍の姿は見られませんでしたが、来年はディナーで予約が出来たら嬉しいですね。


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電話予約した際に、「フルネームを教えていただければ、お席に名前を書かせて頂きます」と言われ、名前なんて書いてもらわなくても…と内心思いましたが、折角のサービスを受けてみようと、伝えていたら、こんな素敵な一枚になっていました。


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茅乃舎の母体は、久原本家という調味料・食品会社ですが、その起源は明治26年。

福岡の久原村(現在の久山町)に開いた、小さな醤油蔵から始まった歴史ある醤油蔵で、120余年に渡り、福岡の地で様々な調味料をつくり続けている老舗。


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そんな老舗が、郷土料理を守りたい!質のいい食材をつくる生産者を応援したい!消費者や子どもたちにも味覚を大切にしてほしい!という思いから、農業や昔ながらの食品づくりに取り組むようになったそう。


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あまりにも素敵で、うんちくや前置き、ここまでの感想が長くなってしまいましたが、福岡に住んでいたら、何度と通うであろうお店だと感じています。


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この日にお願いしたコース料理は、水無月の献立から「蕾(つぼみ)」

「前菜」は、五品が涼やかな器で運ばれます。
鮎の煮浸し・トマト寿司・茄子のそぼろ煮・無花果豆腐・鰻と胡瓜の酢の物

パプリカの寒天は、蛍に見立てた演出が素敵。


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「大地の恵スープ」として、この時は根菜ベースにした南瓜スープ。

滋味深い味と香りが体に染み入ります。


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こちらは、6月らしく「鱧の湯引き」


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ここで、料理長からの一品サービスというメニューにはない「玉ねぎの丸ごと焼き」が出てきました。

これは、きっと全テーブルに出るメニューの1つなのでしょう。
そういうサービスの演出もわかっていてもサプライズに女性は比較的弱いですね。


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「イサキのソテー 大葉ソース」


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「玉蜀黍のスープ」

とうもろこしと雲丹が見事にマッチング!
ヤッパリ色の同じ食材が素晴らしいマリアージュを見せるのは納得です。


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メインは、2種類から選べるので、2人で別々なメニューをオーダー。

私は、「ローストビーフ」を選択。
茅の舎の真骨頂でもある自家製醤油ダレにじっくりとつけ込まれた福岡県嘉穂産の牛肉を使用。


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もう1つは、「穴子の柳川鍋」

穴子を牛蒡や豆腐、ネギなどと共に鍋に仕立てたもの。


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ある程度温まったら、卵を落として、玉子とじにして頂きます。

どちらも一人前とは思えないボリュームがあるメイン料理ですね。


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締めは、「トマトの土鍋炊きご飯」


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鮮やかなトマトの色がほんのりご飯に移り、酸味と甘みが、ご飯の旨味と溶け合った一品。


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お腹がいっぱいなのに、箸が進んでしまう土鍋炊きご飯ですね。

自宅でも作りたくなってしまいました。


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お味噌汁と香の物が付くのですが、長野さんというおばあちゃんのお野菜と一緒に締めとなりました。


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ここで、続けて甘味が出でくるはずですが、お店の方からエスコートを受け、別部屋の喫茶バースペースへ移動。


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ここで、「蓮根餅黒蜜掛け 桃のムースとビワのコンポート添え」が出てきたのですが、余りの特別サービスに写真を撮り忘れ、コスタリカの豆を使ってハンドドリップしたコーヒーをいただき、その写真だけがあります(笑)


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実は、予約の時にお店の連絡ミスがあり、何度かのやりとりがひつようとなってしまった予約トラブルがあった為のお店のリカバリーサービスなんだと思います。

何処だって、誰だってミスを起こしてしまう事は、稀にあります。
大切なのは、その後の心ある対処。
『レストラン 茅乃舎』さんのサービスは、とても心伝わる誠意ある対応でした。

お料理も美味しく、空間も素晴らしい素敵なお店なので、是非また伺いたくなりました。
来年の蛍が見られますように✨






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