正規分布とは期待値(目的)の現れ方(実現)の分布である。分布の要
素は無限に存在する。要素の採取を行うに従って分布の形状が徐々に明瞭
になっていくが、その作業は無限回に及ぶ。この様子を外から眺めるとす
るとベルカーブで囲まれた範囲が白の中に点が散在してきたかと思うと、
徐々に白から薄グレーに、薄グレーからグレーにと変わっていき、ついに
全体が黒色になる姿が見えるはずである。従って全体が完全に現れるまで
は動きがあるということになる。
分布は要素採取を行っているうちは動いているが、要素採取が終わると静
止する。
さてゼロ浪漫では0は静止した状態を指していると結論付けたが、イメ
ージ的には『満ち足りた状態』という表現の方が正しい気がする。
満ち足りた状態だから動かない(静止している)し、外部の刺激に対して
何の反応も示さない。従って何をしても外へのアウトプットが無い、何も
無い0に見えるというわけだ。我々は算術式の中に値を放り込んでその出力
を観測している。何も無いから0なんだと思い込んでいたが、逆に『0は充
足して静止している状態のことだから何に対しても反応しない』としても
説明が成り立つ。
正規分布の“全体が現れたら静止する”という性質と、“0は満ち足り
て静止している状態を指す”という2つのことから、0は正規分布の全体
が現れた満ち足りた状態のことだと言うことが出来る。
従って、極小からスタートした値は∞までは欠けているが故に動的であり、
充足すると静的な0の状態になる。