製造業でモノづくりをするうえで、製造現場(製造工程と言います)
が、モノ作りのための力量が有るか否かを測る指標として工程能力指
数を用います。製品性能のバラツキと規格値との比較をするわけで、
一般に1.33以上あれば十分ということになっています。
製品性能のバラツキが正規分布に従っていることが前提です。バラツ
キの平均の 6倍と規格値とを比較します。双方が同じであれば工程能
力指数は1.00です。バラツキの平均の 6倍の範囲に分布の約99.7%が
入ります。
1.工程能力指数=規格値÷( 6×バラツキの平均)
分母と分子が同じなら1.00
2.一般に1.33あれば十分(1.00はまずまず)
3.分布全体の99.7%がバラツキ平均の6倍の範囲に収まる
どれくらいのデータ数をもってバラツキの平均を算出すれば良いのか?
ということですが、正規分布を前提にしているので25~30個は必要と
いうことになります。それ位でバラツキの平均値がほぼ動かなくなる
のでそう言われています。
4.算出に必要なデータ数は25~30個
ここでもう一つ大切なことを付け加えます。
5.安定した工程の製品品質は正規分布に従う
正規分布の知識を使って工程の状態を把握し品質管理に役立てます。
品質情報を得てから対応するので受け身的な利用法とも言えます。
上述内容をよく理解すれば、工程能力1.00(即ち規格値ギリギリ)に
品質管理することで正規分布を想定でき、1.~5.を網羅してしま
うことが分かります。つまり、
6.工程能力指数1.00(不良率0.3%)を求める活動
に注力すればまずまずの品質を確保できます。目的の品質を達成する
ために正規分布の知識を使う、積極的な方法と言えます。