会社の加入する組合の健康保険証を失効してから10 年ほどになる。重篤と言われても医者に行かなかったためだ。当然の報いだがそのことを知ったときは奈落の底に突き落とされた思いだった。 その後何事もなかったわけではないが、幸いなことにほぼ休むことなく仕事に出かけ、今もこうして生きている。もちろん医者通いは皆無であった。
孤独な立場では心の支えが必要だった。聖書のイエスキリストの奇跡や成長の家の甘露の法雨、ヨガ行者、中村天風先生、カリアッパ師らの教えが支えとなった。その後に松下松蔵先生、白隠禅師、野口晴哉先生らの存在を知った。これらの方々の奇跡といわれるような証が心の支えだった。
時が随分と過ぎてみて、何もしなくても治るんじゃないかと思うようになった。反ってカリアッパ師が言うように注目するから治らないと思い始めた。正規分布夢想的な表現をすれば、注目していることが実現しているとなる。
臆病だったために今の自分があり、医療に掛からなくても必ずしも不幸にはならないことを知った。今は何もしなくても治るということが真実であってほしいと思っている。 生命の強さが発揮されて社会が形成されたら、どんな社会が出現するだろうかと愉しみにしている。