七月大歌舞伎の夜の部を歌舞伎座で観て来ました❗️

夜の部は、三つの出し物です。

御出演者の意気込みが会場内で感じられます。

 

成功祈願の絵馬がかけられています。



御出演の役者の方々が

両側の絵馬に願いを託してました。




夜の部

1、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)

 渡し守の親子の話 

江戸時代平賀源内が書いた義太夫が元に。

冷酷で褒美欲しさの父と、父の行為をよく思わぬ娘。褒美の為にまたしても命を狙って。娘は、その侍の気品に一目惚れ。

初恋の一途な娘の所作が見事でした‼️

中村児太郎さん、見事❣️


2、め組の喧嘩

 火事と喧嘩は江戸の華 を体現する粋でいなせ江戸風俗を味わってきました。

鳶で火消しのめ組

大名お抱えの力士

共にプライドの高い連中。

些細なことも度々となると、収めていた頭も、仲間の為に命を張る。

妻と子に対しての話も見せ場。

め組の親分を市川團十郎さんで。


大詰めの鳶と力士の喧嘩の立ち回りも華やか。

なにしろ、トンボを切る処は歓喜の拍手が湧きます。

喧嘩の収め方が粋な計らい。


3、鎌倉八幡宮静の法楽舞

歌舞伎十八番の一つ。

舞台には五重奏のお囃子連中が素晴らしい。


 源義経は殺され、京から鎌倉へ連れて来られた静御前。

夜な夜な老女のもののけが現れると言う鎌倉の荒れ寺。

もののけを市川團十郎さんが七人の早変わりで魅せます。

お嬢さんのぼたんが三役。

息子さんの新之助さんがやはり三役。

親子競演が素晴らしいんです‼️


観て、本当に楽しかったです❣️


 個人的には、市川右團次さんの「四ツ車大八」という関取が印象的🎯でした。

力士ですから、肉布団の厚さ、熱さは相当なものと思います。

喧嘩での立ち回りをしますが、実に美しく見えました。


 amebloの読書をさせていただく方々からの七月歌舞伎の昼夜公演の評判が高いのも頷けます。


私が観た席は、三階B席4,000円

良い席でした。

この値段、申し訳ないくらいです。


ああ、やっぱり芝居鑑賞は

やみつきに。