劇団鹿殺し 2023本公演を
下北沢の本田劇場で、観てきました。
劇団鹿殺しの舞台を以前に一度観ています。
日常のありそうな中に気づくか、気づかないか。
人とは、家族とは、
身につまされながら、あったかい❣️
家族の話でした。
今回観たのは
「鹿版 銀河鉄道の夜’23」の初日です。
OZの魔法使い版も日替わりで、公演しています。
タイトルの
「ショルダーパッズ この身ひとつで」は、上の二つに共通の衣装⁉️です。
ショルダーパッズって、
肩パットのことです。
これだけを股間に当てて、ダンスパフォーマンスをしたり、芝居をします。
だから、ゴムが伸びて!
ご心配なく、
全く破廉恥になりません。
伸びるのも、良い演出でした❣️
鍛え上げられた肉体は、しなやかです。
見事なチームワーク。
宮沢賢治の銀河鉄道の夜を
ほとんど無い舞台装置と
小さな、気の利いた小物や小道具で
想像の翼や笑いを引き出します。
イケメン男子達のスーツ姿と女性達の白いドレスでのダンスで始まりました。
美しいと見惚れていると、
男性陣は、
突然ショルダーパッズに‼️
目のやりどころに困るかとの心配は全く要らないのでした。
なぜなら、
彼らの素晴らしい肉体での曲線を描くダンスは美の極地だからです。
宮沢賢治賢治の銀河鉄道の夜を劇団鹿殺しの演出で。
貧困とヤングケアラーの宿命を負いながら
精一杯生きるジョバンニと。
仲間ハズレは嫌だけれど、心優しい裕福な家庭のカンパネルラ。
この二人の友情を結ぶのは、
夜空の宇宙と空想の世界と、、
片親という境遇。
それぞれの置かれた立場での仲間とは、友情とは、生きる意味とは。
ほぼ無いに等しい舞台装置と最低限の小物で見事に魅せる舞台に衣装は、要らない。
舞台を立ち上げるには、お金がかかる。
良いものをつくりたいが、資金はない。
ならば、
余計なものはこれだけ剥ぎ取れる‼️
この劇団のそんな心意気を見せる舞台でした。
原作を鹿殺しの脚本での銀河鉄道の夜は、
原作のストーリーに
心が揺さぶられますが、
鹿殺しの舞台は、更に
役者の肉体美によるダンスパフォーマンスも相まって、
じわが、きました❣️
初日ならではの、
ダンスと歌のおまけをカーテンコールで、ご披露いただきました。
当日券もあるようです。
お勧めの舞台です❣️
こんな感じと、わかるようにチケットの半券をつけます。
