こんばんは。
涼しくなってきました。
雨も降り続いています。
気温が20℃に下がって、コロナのウィルスも弱まる時期ですが、
気温差での体調には、気をつけたいものです。
「事件でござる、太郎冠者」の読後に紹介して頂いた文楽の小説。
その時、紹介頂いた三浦しをんさんの
「仏果を得ず」を読み始めました。
文楽の太夫さんのお話です。
文楽を拝見した中でも
「隅田川」は、強烈でした。
息子を探す母の姿が、人形を通して切なくて、忘れられない作品の一つです。
こちらの「仏果を得ず」に登場する文楽作品は、歌舞伎で観ている話もあります。
この本の話の筋は、修学旅行で文楽に出会い、
文楽の語り手の義太夫として成長していく青年のお話です。
とても面白いので、すらすら読めそうですが、そうさせないのが三浦しをんさんの文章。
一文のセンテンスは、短いのに
さらっと読むと意味が頭に入らないんです。
ゆっくり、行きつ戻りつつ読み進めていきます。
もの凄く楽しい物語。
いまだ読書の途中なのですが、
歌舞伎でもお馴染みの作品で、
何故か⁉️、腑に落ちないもの二つ。
菅原伝授手習鑑の「寺子屋の段」で、
我が子の命を差し出す夫婦の気持ち。
と、
「女殺油地獄」の放蕩息子が何故人妻を殺してしまうのか?
この作品で疑問が溶けて、
すとんと、腑に落ちました。
三浦しをんさんに敬服します。
知らないことを教えて頂く読書の機会が嬉しいのです。
そんな古典に親しみ始めた私のところに思いがけず、チケット🎟が舞い込みました。
声優さん方たちによる能楽です。
「鉄輪・かなわ」の公演です。
怖い話です。
子の刻参りの話です。
あれですよ、頭に蝋燭、五寸釘を打つの。
貴船神社にお参りしたことあります。
山奥の鞍馬山にあります。
妻の怨念と安倍晴明のお話。
こちらの舞台、観てきます。