新潮文庫から出ている「隅の風景」は、恩田 陸さんの書かれる著作の中では、「旅行エッセイ」です。

旅行のエッセイだけれども一風変わっていて面白い。
本を買うタイミングって色々ですね。

この単行本は駅ナカの本屋で購入しました。

いつも某かの単行本をバックに入れて出掛けます。

バックに入れる本の無い時や忘れた時は、駅ナカの本屋さんを利用してます。

駅ナカでは大概

時刻表とにらめっこの数分間で選びます。
今回選んだのがこの本「隅の風景」です。

本選びをどうされてますか?。

私は先ずタイトルから内容を想像して手にとり、

ページ目の一行を読んで、買うか棚に戻すか決めます。

作家さんに拘らない質なので。

「隅の風景」、題名が気に入りました。

隅っこで、忘れがちなところかしら。
それとも、気付かれない隅に追いやられた中にあるキラキラかしら。

どっちにしても同じ??
隅っこに気づくのが嬉しい作品になってるかしら。

読んでみると、私の知らない日本の中や

海外旅行や

取材旅行の中で、

恩田さんが見つけ、見つめたエピソードが

写真も挟みながら載せてあります。

短いエッセイは2ページ。
読んで楽しく、目からウロコ

2ページと短くても、

面白かったのは「スペインの秋」
私の少ない海外旅行で訪れたスペインを思い出して。

スペインの秋の様子から日本のそれを重ね、

スペイン事情を盛り込む趣向。


どんなふうに書かれているかというと…


スペインは1日の中でも寒暖のが激しいのに、

涼しい秋の風情もあるので、

日本のすすきのような草も風になびいているのです。

それを見て、月見団子の事を想いだして、

スペインで売れる巡礼者への和菓子で盛り上がった話があるのです。


その上、
発想が面白いです。


「和菓子には、やはりチーズでしょう。」と、きます。


「ワインにも合う和菓子は

『いも羊羹』もいいけれど

『とらやの羊羹』でしょう。」となるから発想が凄い。

「甘い物を沢山食べれば…。」という話に繋げてスペインの女性の話に。
視点はファッション。
スペインのカジュアルブランド「ZARA」のこと。

この「ZARA」は他のヨーロッパ人にはサイズが小さすぎるそうだ。
実際、行き交う女の子達は顔が小さく華奢。

それが50歳を過ぎると…


たった2ページにこれだけの情報量


恩田陸 畏るべし!!