お彼岸です。
父が亡くなって今年、七回忌を迎えます。
お寺様に行きました。
脚を伸ばして、東京の旦那様のところのお墓参りもしてきました。
旦那様の実家のお寺は東京の下町。
「たけくらべ」の著者「樋口一葉」の住んでいた入谷、竜泉寺です。
ここに着いたのは明るいですが、午後4時を回っていました。
今日はもう既にお墓参りを済ませたのでしょう。
私たち夫婦二人以外、誰もいないお寺の墓地や境内は、
し~んとして静かで寂しいものですね。
お墓に手向けられた花が生気を放ち唯一華やかです。
お墓をきれいにして、手を合わせて帰りました。
お寺の門を出た辺りに、ケチャップをこぼした様な塊があります。
誰かしら。
昼間の子供連れのおやつがこぼれ落ちたのかしら??
しかし、それからずっとポタポタと赤い点々が続きます。
またケチャップのような赤い溜まった液体が数か所にあります。
どうやら変です。
血痕です。
私たちの視界に人は居ません。
しかし、右足の赤い血の足跡がずっと先まで続きます。
まさかの小説「麒麟の翼」の血痕を連想しました。
東京の下町「竜泉寺町殺人事件」じゃ嫌ですよ。。
旦那様も気付いたらしく「この先に死体があったりして…」と、のたまう始末。
怖いですが、もし命が危ういなら放って置けません。
脚を早めます。
50m先にお婆さんがゆっくり歩いています。
もしかしたら。
やはりそうでした。
右足のスネから血が流れてかなり出血しています。
靴下は真っ赤で、靴から滲みだしていたんです。
ご本人は「痛くないんです。」っていうんです。
実はここが大事なポイントでした。
救急車を呼んだほうが良い!!と旦那様が判断して私が119番へ。
私達と同じ様に異変に気づいたらしい地元の奥さんが、一緒に救急車を待ってくれました。
お婆さんは「あら、こんな血が出ていたのね。足も随分腫れて。痛くなかっから。まさか、こんな…。」とのんきなことを言っています。
相当量の出血とで、脚がパンパンに腫れています。
ここで初めてわかった事。
救急車が来るまでの10分間をご一緒に見守って下さった地元の奥さんが
「持病に糖尿病を持っているかたは、痛みを感じない!!」と教えて下さいました。。
このお婆さんは糖尿病と腎臓病を持ってらしたんです。
痛みを感じないって怖いです。
糖尿病の別の怖さを知りました。
相当出血していましたから。
このお婆さんは、痛くない!とおっしゃって、まだまだ歩いて家に帰るつもりだったんです。
出血多量から、死の危険にさらされるところでした。
東大病院の帰り、バスから降りたら縁石があって、そこに躓いてコンクリートで足を切ったようです。
娘さんにも連絡がついて、救急車の到着に間に合いました。
いやぁ~。肝が冷えました。
健康は大事にしたいですが、
病気の方は、その余病も知らないといけないという教訓になりました。