ダコタ・ファニング主演映画を観てきました。
「17歳のエンディングノート」です。
原題は「Now is Good」です。
この映画は、近所では一館。
東京の新宿、武蔵野館で上映されているだけです。
観るきっかけをくださったのは映画評論家のmAbさんのアメブロの記事からです。
映画鑑賞をする前に映画の内容を知ることは、より深く作品を観ることができますね。
こんなに素敵な作品なら尚のことです。
どなたにでも間違いなくお薦めの青春映画です。
今月末まで公開されています。
武蔵野館の場所は新宿駅の東南口から紀伊国屋書店を目指していくと、
一本手前の道の左手になります。
曲がった途端に新宿駅が見えるんです。
この映画を観てきて本当に良かったと思います。
主人公は17歳の少女「テッサ」です。
彼女は末期癌で余命9か月で、
それも白血病。
完治の為の治療法や薬はまだまだです。
私には、歌手で女優の「本田美奈子さん」が重なりました。
ドラマの「世界の中心で愛を叫ぶ」もです。
中学生位のお嬢さん方がこの映画を見に来てましたから。
歳も近いですね。
主役のテッサを「ダコタ・ファニング」さんが演じています。
とっても可愛い女の子です。
ダコタ・ファニングの醸し出す透明感が秀逸です。
彼女がオープニングに走ります。
あれ、病気は大丈夫?!。
常に病気のことを気に掛けながら、映画を見てました。
走っている此処が、彼女の気持ちなんだと思います。
走る映像が、途中から、描き方が変わるからです。
走るイメージへと。。
命に期限があるのは当然です。
私たちは時には自分に重ねて考えます。
母や父になれば当然、子供達のことも考えます。
若い人の命が風前の灯火では本当に可哀想ですし、
悲しいです。
やはり、人として生まれたからには
恋愛をして、
幸せな家庭を築いて、
一生を全うして欲しいと思います。
それが出来ない娘を持った4人家族のお話です。
父親は娘の為に仕事を辞めました。
治癒を目指して、
食事療法のため家事と新しい治療法の研究成果を求め、
娘の人生に命をかけています。
素敵な父親です。
母は別居中ですが、
子供達が訪ねて来ますし、
娘の病院にも付き添います。
この母は、家事や子育てに疲れているのですね。
娘の恋愛には寛容ですけど、
自分の身を守ることも教えますから普通の母親だと思います。
なんで家を出たんでしょう。
家庭を省みず仕事一筋の夫が
娘の病気によって変わったように、
妻も真逆に変わり、家庭から逃げたんでしょうか。
ただ、我が子を愛しているのは分かります。
母親にはちょっと鬱がありそうです。
まだ幼い弟がいます。
死を身近に感じられないので、
突飛なことを言いますが、可愛いです。
やはり、家族に愛されていますが、姉のテッサに愛情が偏っていますものね。
テッサは、命の炎もあと僅かとなった今、やりたい事のリストを作ります。
友人の「ゾーイ」の手助けを得て。
邦題にもなっている「エンディングノート」です。
余命宣告された主人公テッサが、残された人生で一生分の体験をしようと作るTo Doリストのことです。
いの一番はセックスで二番がドラッグですって。
万引きと言うのもありますし、車の運転というのも。
実行に移していきます。
テッサは若い女の子です。
本当は恋愛がしたいのだと思います。
直ぐに出来るのは恋愛無しのセックスだと考えたんでしょうね。
失敗します。
そうですよね。
その失敗の仕方が相手の男の子も一緒に可愛いのです。
テッサは病気が分かった13歳から家に閉じこもって過ごしていた少女ですし、本来の性格は、若者のふしだらさに敏感な真面目な少女です。
しかし、残された時間を自分の殻を破ってみようと、友人のゾーイと実行していきます。
テッサの弟は姉の病気でいろいろと我慢をしてます。
それを察してテッサは、無駄遣いと弟の夢「空を飛ぶ」を叶えてあげます。
友人のゾーイは端からみると良く思われていないようですが、二人とも心根の優しい少女です。
そんなテッサの隣りの家に「アダム」と言う
ガーデニングが大好きな大学生が越して来てました。
彼は母親が夫の死から精神的に不安定なので休学して家にいて母を看ているのです。
テッサとアダムに素敵な恋が始まります。
イギリスの自然と重ねて二人にも美しい恋愛です。
明るい森に大木。
海の見える丘にベンチが一つ。
浜辺の夕陽に朝陽。
街中を風を切りながら走る二人はバイクで颯爽と。
そこには必ず、未来を暗示するように情景描写を映像で表現しています。
海に入ったあとの浜辺でアダムが自身の体で天使を作ります。
素敵です。
涙が零れ落ちます。
美しい夕焼け空に天使の階段。
とってもピュアな映像で魅せる素敵な映画です。
家族や友人、病院での医師や看護する方の温もりを感じる素敵な映画です。
すべてはあなたの為に。
あなたが安らかな最後を迎えられますように。
あなたが精一杯出来ることを。
下に映画評論家のmAbさんのこの映画記事のリンクを貼らせて頂きます。
↓ ↓
Criticism『Now is Good』
ここから下は余談です。
この度の映画には、中学生の少女達からおじさんおばさんまで、
実に広い年齢層の観客が来ていました。
私の隣りに座られた若い女性は、声を出して泣いていましたので、
明るくなった時、前の席の男性が彼女の顔を見てました。
本来ならこの男性、失礼な人ですが、
彼の気持ちが分からんでもないんです。
泣き声を出した場面が早すぎですし、最後までずっと嗚咽してましたから。
気が散って映画に集中出来なかったんだと思います。
映画鑑賞マナーをちょっと反省した私です。
泣き虫なのと怖がりなので、映画館で涙を良く零しますし、
怖いと飛び跳ねてしまいます。
隣りの方や周りに迷惑をかけていたのではないかと…。
そのうえ、笑い声は…大きいです。