この作品を観ての感想。。
実は、見るのか、やめるのか、劇場前まで悩みました。
観客動員数を押し上げるのも嫌だし、
みるに堪えられなくてシアターを途中退場もしたくない。
歳のせいかな。
今、観ないと後で後悔する!
そうしたくないから見ておこうと。。
やはり観客は若い方々でしたね。
15Rなので、高校1年生以上ですね。
映画の感想です。
この映画を観る前に、お二人の映画評論を読みました。
しばらく考えた末に
自分の目で観て、自分の感想を持とうと。
この先生は、蓮見といいます。
生徒からは「ハスミン」と愛称で呼ばれ、人気のあるルックスも良く、若くてカッコいい先生です。
女生徒からの人気は相当だと思います。
しかし、
この学校に赴任して以来、
ハスミンの醸す雰囲気に異常を感じていた教師と生徒がいたんです。
極わずかで限られていますが。
生徒に対する授業での彼の評価が気になりました。
褒め方です。
優劣をはっきりさせていました。
この辺は受験校教師だからなんでしょうけど。。
やはり生徒の中には、そこに反感が存在してました。
それが普通の学校であり生徒です。
それを踏まえての教師です。
心の余裕を極端に持ち合わせていないのが、このサイコパスなんですね。
まさか、教師がサイコパス(反社会性人格障害)だとは普通思わないでしょう。
この学校には他にも変な教師がいましたけど、命は軽んじませんから。
ハスミンは、若いのに乗ってる車が荷台のある軽トラで、
おんぼろ。。
住まいは廃屋です。。
娘を心配した父親で、正にモンスターペアレントですが、
真髄をついた一言がありました。
「お前は口先だけなんだよ!!」とハスミンに言うんです。
これは深いですね。
ハスミンは、この高校に勤めて1年半。
しかし、どうも周囲から信頼されているようです。
爽やかな感じで穏やかですから。
ただ、この高校の先生同士の関係がよく見えません。。
この映画では、何が描きたかったのでしょうか。
サイコパスの患者!?、悪魔を野放しにしたり、法的責任能力が問えないという命題をこの映画が描こうとしたならば、違う設定で十分です。
高校生のクラス全員とほかのクラスの生徒も一緒になんで、
猟銃で撃たなければならないのか。
こんな悪魔の映画は、15Rで良いのか!と思います。
あんな悪魔のハスミンも夢にうなされることがあるんでしょうか。
この映画の評論を読んだ際、
思わず自分の中にも悪魔が住んでいるのかと心配して、
サイコパスの簡易診断テストをウエブでしました。
この項目を視てみると、誰しも何かしらの項目に当てはまるんです。
そして最後に「あなたはサイコパスではないと診断されました。」と出てきます。
この映画を観た方が自分で自分を疑ってしまう。
自信喪失になったり、疑心暗鬼になったり、
そんな心配をしました。
隣の方が席を立つとき、話しをされていたのですが
「あなたは、ハスミンにならないでよ!」と。
冗談でしょうが、いやでした。
子育てをして思うこと。
そしてこの映画で更に思いを深めたこと。
「命への思いがない蓮見。生徒が可愛いと思えない蓮見。
悪魔でした。
生徒たちが可哀想で。。」
人の心の小さな悪魔は本能です。
それに気づかされてくれる両親や大人がいて、人は人間になるんだと思います。
子供の残虐性は皆多少なりとも持っているんです。
だってそれが本能でここまで生を繋げてきたんですから。
この映画は問題作です。
解答も希望もありません。
観た後に自分の考えをしっかりさせるカギを渡された思いです。