幼児の機内対策:薬を使ってみたお話 | 波乱万丈ダウンアンダー編

波乱万丈ダウンアンダー編

18歳で渡豪
13年住んだオーストラリアを離れ英国で優遊2年半過ごし
またオーストラリアへ戻ってきました。
宜しくお願いします

おはようございます


今回の記事はかなり賛否が分かれると思うんですけど
ま、機内対策としてオーストラリアの先輩お母さんから勧められた方法の一つです上差し


というのもですね、前回機内で鼻血を出すまでギャンギャン泣いた小太郎君。


これはもう小太郎君の健康にも良くないんじゃないかと言う意見がありまして。。。


じゃあさ、どうしたらいいの???


旅行やめちゃう?みたいな話をしていたら先輩お母さんがおっしゃったんですよ


「〇〇あげればいいんじゃない?」


出たー!!と思いました。
初めてじゃないんですよ。安易にこう言うお母さん。


獣医時代も結構聞きましたけど
もうね、親になって以来何度も聞きましたこのフレーズ。


ちなみに〇〇と言うのは抗ヒスタミン剤の一つで
最近の抗ヒスタミン剤は眠くなりにくいようになっているのに対し
この抗ヒスタミン剤は眠くなりやすいので気を付けて!と警告付きのお薬です。
大人でも起きているのは不可能と言う人が多いです。


私は使ったことがないし
子供を薬で安静にさせるのって必要な時以外良いことではないと思うので考えた事もなかったのですが。。。


「必要な時」っていつ???



私自身も口腔外科で骨を削った時は医者で薬もらって安静剤飲んだんですよ。
こっちでは子供の歯科治療は全身麻酔だと聞きますし鎮静剤程度じゃないんだろうな〜


そもそも鼻時出すほど泣くってことは血圧ムッチャ上がってるし
心臓にも脳にも良くないよね?!ということで薬剤師さんに一応相談してみました。


「飛行機で鼻時が出るほど泣くんですけど、何かいい方法あります?」


「あら?!そんなの泣くの?じゃあ〇〇かしらね〜」


おぉ!びっくり
薬剤師もそう思うかぁ。。。


この〇〇というお薬、2歳からは処方箋なしでそのまま買えるんですよ。
でも一応お医者さんで確かめてねと言うので医者の友達に聞いてみました。
中毒性もないし、血圧も変わらないし、必要なら副作用が出ないことを確認して、用量は低い方から試して見てから使って見たら?とのことでした。


そもそも、買った子供用抗ヒスタミン剤の箱に「鎮静剤として使う場合」という用量が載ってるポーン
適応外使用なのかと思ったら、ちゃんと認められているらしい。


その用量というのが5mlから15mlとかだったので、とりあえず5mlお昼寝の前に飲ませて見ました。


飲ませるのも地獄なんですけどチーン



するといつもは1時間ほどするお昼寝を3時間もしましたびっくり



効いてる!!!



しかも5mlはアレルギーが出た時に使う用量と同じなので私の気持ち的にも色々アレルギーのある小太郎君には「アレルギー予防になるし。。。」という逃げ道に(苦笑



起きてきた小太郎君はいつもと変わりなく、夜も普通に寝たのでずっとふらふらするような薬ではないみたい。 



使ってみるか。。。



と言うわけで搭乗する30分前に飲ませて搭乗しました。
その結果が前回のこれ。。。




あぁ天使チュー



昼間のフライトだったのでやっぱり3時間くらいで起きてきましたけど、泣かないで寝れたし、長めのお昼寝だし、それだけでもありがたい。



帰りの飛行機は夜の便だったのでまた薬を飲ませると寝入りも静かで寝起きもまぁまぁ静かで5-6時間寝っぱなしでしたチュー
まぁ着陸の時座らないってギャン泣きはしましたけどチーン



私が使った感想は。。。
2歳以上で副作用が出ないことを前提にすれ子供にとっても親にとっても、そして周りの人にとってもストレス軽減に大きく役にな立ったと思います。



子供だって好きで飛行機に乗っているわけでもなく
うちの子は眠いのにガタガタしていて寝れなくてギャン泣きと言うパターンだったので
眠りやすくなれば息子も楽になると藁にもすがる思いでした。



薬で眠らせるなんて!って言う人が多いと思います。
実際私もそう思ってました。



すでに20回以上飛行機に乗っているうちの息子ですが、赤ちゃんの頃こういった薬が必要だと感じたことはありませんでした。
そりゃ泣きますが、抱っこしっぱなし、授乳しっぱなしで乗り越えました。むしろそうしていればやり過ごせる年齢だったんですね。



赤ちゃんと子供の間の幼児と言う年齢になり本人も思うようにいかないとストレスを感じるようになり飛行機と言う特殊な空間で長時間過ごすのが苦痛になりました。



眠くて眠くてたまらないのにいつもとは違う環境で寝れない
辛くて辛くて泣き続ける息子に眠くなる薬を使うのは息子のためだと言いきれる気がする。



実は日本から香港に行ってから帰ってきたのですが
日本ー香港間はたかが4時間のフライトだと思って薬は使わなかったのですが
4時間ずーっとハイパーで、離陸も着陸も座らない、シートベルトは締めない、危ないので座らせるとギャン泣き、奇声をあげる、それ以外の時も席を立って歩き回る、戻るように誘っても絶対いやだと言って通路の真ん中で横になって泣き出すゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ


あぁ薬飲ませておけばよかったと思わなかったわけではありませんチーン


歩きたい、奇声をあげたい、走り回りたい、沢山いる人の一人一人に挨拶したいと言う欲求をまだ抑えられない年齢です。
まぁここで薬を使って 寝かせてしまうのは親の勝手、大人の都合かもしれないので、このタイミングで使うか使わないかはその親次第なんだと思います。



ちなみに犬猫の旅行で鎮静剤を欲しがる人が結構います。
でもあまり長時間効く薬もないし、犬猫に使う薬には血圧が下がってしまうものもあり
フラフラしてケージの中を動き回る方が危ないと言う意見もあり一緒にいられないなら鎮静剤は飲ませないと言うのが今の獣医と航空会社のガイドラインだと思います。



何にしても薬を使う事にはいい面と悪い面があり
使用の際には医者の意見と十分な配慮が必要だと思います。
お手軽に「寝れるんだってー!」と言うお話ではなく、子供が辛い思いをしているならこう言う方法もあるよ〜と言うお話でした。



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