こんにちは!智学館です!
本日も本題から入りますね。
マラソンがオリンピックの正式種目として開催されたとき、最初の3回くらいは完走者がほとんどいなかったと聞いたことがあります。
各国の選りすぐりのアスリートたちなのにです。
それはなぜでしょうか?
実は、この異常事態をうけ大会の運営側がレース上にある工夫をしたことにより、完走者が一気に90%以上に上がったらしいんです。
ではいったいどんな工夫をしたのでしょうか?
給水所を設けたということではありません。
バナナを置いたというわけでもありません(笑)
レース上に5km地点とか10km地点という5kmごとの標識を立てたということです。
確かに今もそれがあって、選手は5kmごとのタイムを確認していますよね。
42.195kmの長丁場のレースですからゴールなんて見えません。
見えないゴールを目指して走るのは、どんなに鍛えられた選手でもかなりキツイでしょう。
だから、途中に5kmごとに標識があることで自分の位置がわかり残りのペース配分だって考えることができるんでしょうね。
勉強だって受験だって同じではないでしょうか?
来年の受験のため、春の段階であれば10か月くらい走り続けるわけです。
でもそこだけを目指して走ると、いずれは力尽きてしまう可能性が高いんです。
「走」という字には「止」という字が入っているように、走り続けると疲れて止まってしまうことになります。
だから、大目標達成のためにはまず中目標や小目標を設定する必要があります。
定期試験や実力テストを中目標
学校や塾の確認テストや小テストを小目標
として設定します。
小目標をひとつひとつクリアすることで中目標が達成されやすくなり、将来の大目標を達成する力を蓄えることができるんです。
テストというのは次のような順番で大きさが増していきます。
小テスト・確認テスト<定期試験<実力テスト<入試問題
小テストや確認テストの段階でちゃんとした点数が取れないのに、定期試験で点数が取れるわけがないんです。
ちょっと大げさなことを言うと、目先のこともできないのに次とか来年とか言う資格はありません。
「目標」という字は「目」の「標(しるべ)」と書きます。
「標」という字には「示」という字が入っています。
自分が目指していることを示しているんです。
さらに言うと、止まらないためにも進み続けることが大切です。
進み続けるためには歩くだけでもいいんです。
「歩」という字は「止まることが少ない」と書きます。
もし走ってしんどくなったら、止まらずに歩けば少しずつでも進み続けることができます。
立ち止まることは絶対にダメです。
進むことができなくなりますからね。