こんにちは!智学館です!
本日も本題から入りますね。
オリンピックでメダルを取ろうと思ったら、世界で3位以内に入らないといけません。
本当にスゴイとしか言いようがありません。
そのオリンピックですが、4年に1度の開催です。
そこに照準を合わせて選手は練習をするのですが、育成って面で考えると4年どころか6年とか8年とかの時間をかけるわけです。
これってもしかすると、受験にもあてはまるのではないでしょうか。
高校受験の場合、中学校生活は3年間のプログラムですが、その3年間のプログラムに入る前の段階が大きく影響します。
どう過ごしてきたのか?
どういう親子関係なのか?
負荷をかけてきたのか?
中学につながる内容の勉強をしてきたのか?
高校受験があるから中1から塾に入って頑張るぞ!って気合を入れてここをスタート地点と考える。
ところが、このスタート地点に立った時点での仕上がり状態が、その後の3年間に大きく影響します。
つまり、3年間のプログラムに入るときに、みんなと同じスタートですがそれぞれの素地は違っています。
スタート地点に立ったときに、勉強における親子の信頼関係が成り立っていなければ、そこから構築していく必要があります。
でもこれはかなりキツイと思います。
負荷をかけてそれをクリアしたという経験はあるのか?
勉強の基本である「読み・書き・そろばん」は大丈夫か?
こういうことを考えると、成績がいい子はそれまでの3年とか6年をきちんと過ごしているんです。
ですから、受験において3年間のプログラムでの生活を「すごいね」って評価しがちですが、その3年間を支えたその前の3年間とか6年間が、実は受験期の3年間を前向きにさせた大きな要因なんです。
そう考えるから、オリンピックと受験には関連性があると思うわけです。
以前、銅メダルを取ったハンマー投げの室伏選手が、他選手のドーピングによる繰り上げで金メダルを取りました。
そのときにこんなコメントを出しています。
「金メダルはうれしいが金よりも大切なものがあると思う」
「メダルの色はいろいろあるが大切なのはそれに向かって努力していくこと」
そして、報道陣に配った紙に次のように書いてあったのです。
真実の母オリンピアよ
あなたの子どもたちが
競技で勝利を勝ち得たとき
永遠の栄誉(黄金)をあたえよ
それを証明できるのは
真実の母オリンピア
子どもたちにとって「真実の母」はお母さん、あなたです。
点数だけでなくテストに至る過程も普段の言動もちゃんと見てやって、子どもにとっての勝利を勝ち得たとき「永遠の栄誉」を与えてあげてください。
子どもたちが社会に出るとき「真実の母」からいくつのメダルを授与されて旅立つのか。
子どもたちに「永遠の栄誉」を与えてやれるのは「真実の母」だけです。
そう、お母さん、あなただけなんです。