成績がよくない子どもにだってプライドはあります! | 【三原】智学館 代表兼「親のあり方セミナー」主宰平岡智彰

【三原】智学館 代表兼「親のあり方セミナー」主宰平岡智彰

2010年5月、土日限定の個別指導塾を自宅マンションを使って開校。週3回、4回と増え、2011年4月より週6回指導となりました。毎回の授業後の電話報告で「授業回数と同じ回数のお母様との会話」をさせていただいています。「生徒と親と塾」の三位一体指導がモットーです!

こんにちは!智学館です!

 

本日は本題から入りますね。

 

 

 

成績がよくない子どもに対して「おまえはバカだなあ」とか「こんなのもわからないの」なんて言ったら、その子はもうその人の言うことなんて聞かなくなるでしょう。

 

中3でも中1のことがわかっていないとか、小学校で習ったこともあやしいとかはよくあることです。

 

だから、勉強が遅れる前に早めに手を打たないといけないんです。

 

でも、中3の子どもに小学5年生って書いてある算数の問題集を広げてもやる気なんて出ないし「なんでこんなもんやらんといけんのんや」って全面否定するでしょう。

 

 

 

成績がよくない子どもにだってプライドはあります。

 

そしてそれは「自分に厳しいプライド」と「相手から自分の身を守るプライド」のどちらかに形を変えていきます。

 

「自分が自分に課した内部からのプライド」や「自分に厳しいプライド」は、誇りや自負心になっていけば本来のプライドになります。

 

現在の成績がいい子どもでも「親から与えられた外部からのプライド」であれば、それは自慢や自惚れとか高慢や思い上がりのプライドに変わっていきます。

 

そして成績不振の子どもは、自分のプライドを守るために勉強の話はしないようにして勉強から遠ざかることで身を守り、バカにされて自らの誇りが傷つかないようにするんです。

 

ところが、分数や九九すらあやしい中学生だって高校入試を受けます。

 

だからどこかで自らの誇りを守るために、防御的に構築した要塞から出ないといけません。

 

でも出て行ったときに、そこに立ちはだかる壁の高さに圧倒されてしまうんです。

 

 

 

今日の結果はこれまでしてきたことの結果です。

 

子どもの各種の今のプライドもこれまでしてきたことの結果です。

 

修正するなら早いほうがいいんです。

 

親が手を貸すことができればしてやったほうがいいと思います。

 

子どもの人生なんだから、子どもが自分で頭を打ちながら学べばいいと思うならそれでもいいでしょう。

 

でもだった10数年くらいの子どもの人生で、子どものプライドはどんどん別物に変化していきます。

 

ヘタをすると手遅れではないかと思うこともあるでしょう。

 

それでもスタートできるなら始めたほうがいいと思います。

 

まだまだ10数年程度では確固たるプライドはないでしょう。

 

真のプライドの確立には正しい方向への誘導が必要です。

 

そしてその正しさは幾通りもあり親の価値観でもあります。

 

 

 

以前、テレビ番組の中であるお年寄りがこんなことを言っていました。

 

「正しいことを繰り返しなさい」

 

間違ったことを繰り返し行うということはゼロではなくマイナスです。

 

マイナスにマイナスに、数直線で言えば左に左に毎日進むことになります。

 

その差は倍々でついていきます。

 

そして子どもは「正しいことを繰り返して行う」場合も「間違ったことを繰り返して行う」場合も、ある地点から1つずつではなく加速して進んでいくことになります。

 

そこに、登場する親がプラスしていくのかマイナスしていくのか?

 

マイナスにマイナスを掛けるとプラスになります。

 

しかし、マイナスの子どもにマイナスを掛けないといけない親が、実はそもそも子どもをマイナスに追いやった親だから、引き算しか知らない悲劇もあります。

 

間違ったことを繰り返し行っても、決して良い結果なんて生まれるわけがありません。

 

それは狂気と言ってもいい。

 

 

 

あなたにとってあなたのお子さんにとって正しいことって何ですか?

 

是非一度考えてみてください。