トルヒーヨのコンクールってどんなの?①の続きです。
申し込み
WEBまたは直接申込
写真二枚と身分証明書のコピー添付します。
ペルー国民は全員がDNIと呼ばれる身分証明書を持っています。
DNIのない外国籍の人はパスポートが必要です。
しかし、WEBで申し込んでも参加証を受け取るために身分証明書のオリジナルを持参でクラブ・リベルタ本部に行かなくてはいけません。
身分証明書を提示して、申込書(WEBからプリントアウトした紙ベースです)を探して照らし合わせています。
直接申し込みの場合、一人ひとり手書きしています。
とってもアナログ。
なので、いつも長蛇の列で、なかなか列は進みません。
ガンガン陽が当たるし辛いです。屋根が欲しい…
一度、朝から3時間並んでいたのに全く列が進まず、窓口の営業時間が終わり手続きできなかった事があります。
私の後にもまだ長蛇の列で、もう、すごい抗議でした。
あわや暴動?と思ったのですが、口での抗議のみで、みなさん我慢強い。
翌日の優先整理券配布で丸く収まりました。
出場当日だったらと思うとぞーとします。
そして、
予選→準決勝→決勝
と勝ち進む度にクラブリベルタ本部へ参加証を取りに行きます。
出場料
無料。 踊る当日は入場も無料です。
入場料
全日程の通し券と当日券があります。
当日券は予選の時などは問題ありませんが、決勝の日は朝から長蛇の列でダフ屋も出ます。
通し券は5種類。
2016年時点でVIP席の 700ソーレスから上方の席の250ソーレスまで5種類です。
2018年の料金表はどこを探してもありません。なぜ~?
ダンサーのほとんどは応援席を購入します。
各アカデミーごとにおそろいのTシャツを支給され、所属ダンサーの応援をします。
応援も踊りに力を与えてくれる、ということで重要視されています。
応援の順位も発表されるので、各応援席は趣向を凝らします。
2017年で370ソーレスくらい。2018年は1日増えているので、値上がりしている可能性大です。
伴奏
生ブラスバンドです。長時間の演奏にいつも頭が下がります。
踊る曲
2018年は66曲。
コンクール開始の1週間前から始まる公式練習にて発表されます。
スタンダードから新曲まで様々です。
CDも売られていますが、地方から出場の日ぎりぎりに到着するダンサーは知らないまま踊ることになります。
どの曲で踊るかは出場の組ごとにクジ引きで決まります。
自分の出番に、ポーズを決めたところでマリネラ名のアナウンスがあり、
そこで初めて知ることになります。
聞いたことのない曲がかかる可能性も多々あり。
私は2回聴いたことのない新曲がかかったことがあります。
曲を聴きながら、踊るのみです。
マリネラは各曲で長さ、決めの場所も、様々です。
その曲をどう踊るか、がマリネラの醍醐味ですね。
審査方法
50人の審査員がいて、各カテゴリーごとにクジを引き、
9人が呼ばれます。
昨年までは7人でしたが、今年から2人増えました。
4ペアずつ踊るので、全員が全ペアを見ますが
一度に全ペアを見ることは不可能です。
いかに目を引いてみてもらうかが大事です。
採点は一人の審査員が1~7点を付け、その合計で決まります。
63点満点ですね。
これも去年の途中までは5点満点でしたが、7点になりました。
大決勝(フィナルーフィナル)だけは1~3を付け、
1=1位、2=2位、3=3位です。
この点数の結果はクラブリベルタのサイトにアップされます。
このアップだけは驚くほど早い。
採点結果は下記らから見られます。
ELIMINATORIA LOCAL | ELIMINATORIA NACIONAL | SEMIFINAL | 1º FINAL | 2º FINAL | 3º FINAL | FINAL
「Descargar」というところをクリックすると順位、背番号、名前、審査員の氏名と点数、合計がリストになっています。
出場順
予選は「適当」です。
前のカテゴリーの最中にアナウンスで招集がかかります。
聞き逃したら大変!
競技場外の「トンネル」と呼ばれる集合場所についた順で4組ずつ踊ります。
なので、みんな優位な場所を確保しようと戦々恐々です。
準決勝以降は、リストがあって、名前を呼ばれた順でした。
今までの経験と今年の発表を見て書きましたが、
毎年微妙に変わっています。
今年は大変更がありましたので違うかもしれませんし、
来年はまた変わるかもしれません。
そうそう、クラブリベルタはちゃんとホームページもあるのですが、
FACEBOOKで大事な情報を発信しています。
スケジュールのお知らせや、予選や決勝の繰り上げ通過など。
FBのチェックは重要です。
なんともおおらかで、
ペルーらしさにあふれる国民舞踊のコンクールです。