200万円、400万円、住宅ローン控除 | ぽちこ~おひとり様が行く~

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「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

消費税8%も、もうすぐです。
それより前に、色んな物の値上げを実感しているのは私だけでしょうか?
ドーナツのポイントカードがなくなったり、ドラッグストアの携帯会員限定の割引率が10%オフから5%になったり・・・。

ところで、昨年の秋頃、「今なら消費税5%」と書かれたマンションのチラシや冊子をよく見かけました。
消費税が5%から8%に変わったら、当然、一戸建てやマンションなど、金額が大きいものは消費税もずいぶんと変わるのは、想像がつくかと思います。

しかし、年が明け、え?と思った記事を見かけました。
はっきりした文言はすっかり忘れてしまったのですが、
「消費税増額前が本当に不動産の買い時か?いや、待て、住宅ローン控除額が現行の200万円から400万円まで拡大される。だから、増税後でもあんまり大差ないんだ」
みたいな。

これは一部の人は勘違いしちゃうな~と思っていたら、その数日後、まさに、その論点をついた質問を受けました。
「8%のときの方が控除額が大きくなるんですよね。どっちが得ですか?」
と。
得か損かという質問に対しては難しい答えだと、個人的に私は思っています。
ただ、言えることは、あくまで「控除」であって、「補助金が出る」わけではないのです。

現行では、1年間で最大20万円ずつ10年間、所得税から控除を受けられる制度が、消費税8%摘要となった住宅ローンは最大40万円ずつ10年間控除を受けられる・・・に変更になるのです。

「所得税から控除」なので、そもそも所得税として年間40万円を納めていたら、最大の40万円が控除され、サラリーマンなら年末調整のときに戻ってくる・・・となります。
が、たとえば所得税を20万円しか納めていない人は、40万円は戻って来ません。
(控除できない分は、住民税からいくらか控除を受けられるのですが、これは後日)

この質問のあと、2週間ほど経って、ある司法書士の先生にお会いしました。
その時も、この話題になり、初めて不動産を購入する際に、勘違いしている人が意外と多いと仰っていました。
住宅を買った誰しもが「400万円戻る」わけでもなく、「400万円の補助金が出る」わけでもないので、注意してくださいね