お盆と観察 | ぽちこ~おひとり様が行く~

ぽちこ~おひとり様が行く~

「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

お盆休みに入っている方も多いかと思います。
お盆の時期と年末年始になると、車の渋滞の様子をニュースで見ては、
「なにも、この時期に一斉に移動しなくていいのにな~」
とも思うのですが、そう思っている我が家もだいたいこの時期に移動しています。

さて、なかなか帰省できない方にとっては、「親の変化」に気づく機会でもあります。
義母は10年ほど前は、料理がマメな人でした。
内心、「そんなに作るの~」
という感じで、私の出る幕もあまりなく、皿洗いに徹していた記憶があります。

そんなマメだった人も65歳を過ぎたあたりから、なんだか

というような料理に変化していきました。
年を取って、面倒になったのか、段々と作り方を忘れてしまったのか・・・。
このころ、主人と認知症の兆しではないか?と気にしたこともあります。
お米の炊く量も減り、私たちはカロリーメイトを密かに持参するようになったのもこのころです。

その後、義父が病気になり、在宅を経て、入院となりました。
その頃から、義母の料理は10年前と同じとは言えませんが、それなりに「普通」に復活し、以前は食しなかった宅配ピザを取ることもあったり、外食をしたり・・・料理をするときとお店に頼るときの工夫もしています。
寝る前に、主人とカロリーメイトを食べることもなくなりました。

会話等から分析するに、義父が食べ物にもともと煩かったため、段々と作るのが面倒になっていたんじゃないか?と思います。
私の叔母もそうですが、年齢を重ねるとやっぱり食も細くなりますし、作る側は簡単になるのは自然だと思います。
まして、作ったものに色々と言われたのでは、若いときと違って、余計に作る気がしなくなるでしょう。
今は、自分の好きなものを好きなように作って、食べている様子。
もともと、健康オタクなタイプだったので、1人でも考えながら食べ物を採ってもいるようです。

なかなか帰省できない人ほど、変化に気づきやすい場合もあると思います。
また、日帰りしないからこそ、一日の生活を通して、「?」というところに気づいたりもします。
それが「老化」によるものや「一時的な環境」変化によるものなのか、「認知症」の前ぶれなのか・・・。
素人では、判断までは難しいと思いますが、親の行動を少し「観察」する機会にしている私です。
帰省のついでに、ちょっと違う目線で親の行動を見てみてはいかがでしょうか?