母との旅行前にして思うこと(その1) | ぽちこ~おひとり様が行く~

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「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

ようやくホームページが全ページ出来上がってきて、今回の修正が終わればアップ
できそうです。
ありがたいことに、母の知り合いの方ですが、ホームページを楽しみに待っていてくださっている方がいらっしゃるとか・・・・。

わが事務所のホームページは本来なら15日くらいにアップできそうなのですが、その日から
私は母とカンボジアに行きます
無理やり、前日くらいにアップして問題が起こるより、帰ってきてから立ち上げる方がいいかと思ってきました。
ホームページを立ち上げる前日に「開業しました」葉書を知り合いに送付する予定なので、
もし「開業したの~」とメールを頂いても、返信できないと失礼かと思ったりもします。
「いや、そんなにみんな、メール、くれないって!」と耳元で誰かがささやきそうです

さて、まもなく、母とのカンボジア旅行です。あまり言いまくっているわけではありませんが、仕事あるいは、日程の関係上、言わざるを得ない人もいます。

「いいわね~」と言ってくれる人は、おそらく
母がお金を出してくれて、行こうよ~(もしくは私が、連れて行ってよ)と単なる母娘の旅行だと思っている・・・ような

しかし、ありがたいことに私を少し知って下さる方は、
「連れて行ってあげるの」と聞いてくださいます。特に、何も言わなくてもそう言ってくださいます。まあ、年齢的にもアラフォーになったらそういうもんでしょうか・・・。
そして、昨日、マンションのコンシェルジュさんに
「私は偉くもなんともない、正直、自分のために行くんだと思うんです。母が定年退職まで働いてくれたら、海外旅行に連れて行ってやるって決めて、22歳の時から月々、一人あたり5000円貯めていたんです。50万まで貯めて、それをずっと温めてあったんだけど、タイミングが合わなくて。でも、もう、今、連れて行かなかったら、母に何かあったとき、自分が後悔するのが分かるから。私が悔やみたくないための、私のための旅行だと気付いているんです」
と本音を話していました。

もっと定年を迎えた60歳の時に強引に連れて行けば、もっと長期で海外に行けたかもしれません。あるいは、今年、2回目の母娘の海外旅行になっていたかもしれません。
最近、65歳までの定年延長の話をよく聞きます。
たしかに企業側も優秀な人材が必要かもしれないし、それ以上に生活のために働かなければならない人が多いと思います。
母も、後者の一人です。

働くのが生きがいの人もいます。母を見ていると、疲れた体でも仕事に行っている方が元気そうです。たぶん、周りから、ストレスも受けるけど、英気ももらっているのだと
しかし、知らない間に、やっぱり体は歳をとります。
60歳の時は分からない、63歳でも分からない・・・でも65歳になった時、70歳になった時、
「あの時、もうちょっとゆっくり自分のために時間を過ごしたらよかったな」と思うのは、あまりにも寂しい気もします。
自分が60歳を迎えられたとして、その時、私はどう過ごしていたいだろうか?と考えさせられます。