ふるさと(その1) | ぽちこ~おひとり様が行く~

ぽちこ~おひとり様が行く~

「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

 私の故郷は、奈良県の中でも田舎にあります。


おそらく、「奈良県」と聞いただけでも、鹿・大仏・若草山あたりを思い浮かべられるかと思いますが、それらが存在する場所は、県内では「奈良市」にあたり、都会ですにひひ

私は、近鉄奈良駅からだと約50分ほどかかる宇陀市というところが故郷です。


私は、いわゆる「団塊ジュニア」と言われる世代ですが、私の実家の地域には「自治会」はもちろんのこと、「講」(こう)というのが、つい最近まで存在していました。

年に1~2回、食事会があって、その「講」のグループ内の誰かが亡くなると、自治会よりも親戚よりも、強力な威力を発揮してお手伝いをしてくださる・・・という仲間の集まりなのです。

 この「講」は、約20年前、高校の先生が「私の住んでいるところは、田舎で講というのがあって・・・」と話されたとき、すでに周りの友達は誰も知りませんでしたあせる

高校は奈良市まで通っていた影響も多少あるかと思いますが・・・。


 そんな田舎なので、今も時々、帰ると、まず最寄駅から家に辿りつくまでに「あ!お帰り!」と必ず、誰か知っているオバチャン・オッチャンに会います。


 いまだ田畑の周りに「いのしし」の対策をしなければいけない自然と、人情の残る故郷に、今は亡き野良犬であり愛犬だった「ぽちこ」は眠っていますわんわん