私の故郷は、奈良県の中でも田舎にあります。
おそらく、「奈良県」と聞いただけでも、鹿・大仏・若草山あたりを思い浮かべられるかと思いますが、それらが存在する場所は、県内では「奈良市」にあたり、都会です![]()
私は、近鉄奈良駅からだと約50分ほどかかる宇陀市というところが故郷です。
私は、いわゆる「団塊ジュニア」と言われる世代ですが、私の実家の地域には「自治会」はもちろんのこと、「講」(こう)というのが、つい最近まで存在していました。
年に1~2回、食事会があって、その「講」のグループ内の誰かが亡くなると、自治会よりも親戚よりも、強力な威力を発揮してお手伝いをしてくださる・・・という仲間の集まりなのです。
この「講」は、約20年前、高校の先生が「私の住んでいるところは、田舎で講というのがあって・・・」と話されたとき、すでに周りの友達は誰も知りませんでした![]()
高校は奈良市まで通っていた影響も多少あるかと思いますが・・・。
そんな田舎なので、今も時々、帰ると、まず最寄駅から家に辿りつくまでに「あ!お帰り!」と必ず、誰か知っているオバチャン・オッチャンに会います。
いまだ田畑の周りに「いのしし」の対策をしなければいけない自然と、人情の残る故郷に、今は亡き野良犬であり愛犬だった「ぽちこ」は眠っています![]()