昨日は旦那さんとTSUTAYAに行って

なんとなく意見が一致して借りました。

「アリスのままで」

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私達と同じ年の主人公でした。

【若年性アルツハイマーと診断された50歳の言語学者の苦悩や葛藤、家族との絆を描いたベストセラー小説をジュリアン・ムーア主演で映画化した人間ドラマ。】

ジュリアンムーアが主演女優賞を受賞した話題作
とのことで観てみたのです。



この映画の中でのアルツハイマーは

遺伝性でありました。

遺伝ってあるんだ、とびっくり。

というか

少しショックで

あと

彼女の、記憶が定まらなくなっていく様子が

わたしは経験があるものだから

なんだか一緒にどきどきしました。



私の場合は鬱病で

脳の疲労のために

脳がエコ活動のために

記憶を残さない作業をしていたらしく

さっきやったことを覚えていられなかったり

テレビを理解できなかったり

文章の意味がわからなかったり

家までの道がわからなくなったりしました。



私が回復してから

父が認知症になったときに

前の夫に言われていました。




「お前はいずれ

お父さんみたいになるんだ

いつか必ず

あの時みたいに

なんにもできなくなるんだから」


当時の夫は多分

私がそんな風になって

怖い思いをしたのだろうとは思います。

だから私に言い聞かせていたのだろうとは

思うのですが


私には当時の記憶がなく

自分がどんな風だったかわからないので

言われるがまま


私はなんにもできなくきなる

また、廃人みたいになるんだと

洗脳のように思い込んでいました。

信じ切っていたんです。



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何よりの恐怖は

アリスが感じていたように

他人にはわからない

少しずつの自分らしくない変化です。







自分が

自分でなくなっていく

あまりにも怖くて


誰にも言えない

家族にも


わからないように暮らす

それだけに必死になっていた

あの頃



おかしいことがばれたくない

ひとりになりたい

でもひとりは怖い



私がパニック障害の発作を起こすのは

決まってひとりぼっちの時間でした。



誰もいないところで

動けなくなる身体

息ができなくなり

冷たくなる身体を感じて

部屋で横たわる時間



死ぬかもしれない

なんにもわからなくなる上に

死ぬかもしれない

いつもいつも

ものすごい恐怖の中で生きていた

あの日々



•*¨*•.¸¸•*¨*•.¸¸•*¨*•.¸¸



映画を見終わり

出しっぱなしだった食事の

片付けをしに立ち上がり

なんにも言わないで

無表情で

もくもくと食器を運んで

振り返ったところに


旦那さんが来ていて

私をいきなりハグしました。


ハグされた瞬間

自分でもびっくりするくらい

大きな声で

悲鳴をあげるように泣いていました。

わあわあと

声を上げて泣いたのは

いつぶりだろう。



いつもなら私が片付けをしてる頃は

ウトウト居眠りをしてるのに

なぜ私の後ろに居たのかと思って

「なんで⁉️」と聞いたら

「なんとなく」と

旦那さんが言いました。


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怖かった

自分が自分でなくなる瞬間を思い出したり

父親みたいに私もなると

言われて信じていたことが

本当に遺伝性ってあるんだと

わかったことや

もう洗脳は解けていたはずなのに

やっぱりまだ怖いと思ってることがわかって

またあんな風になったら

なったらと

恐れてる胸の中に

今度は声が響きました。




「ちえちゃん!

そんなふうにならないから!

ちえちゃんは

そんなふうにならない!わかる⁉️」と




親友の声


わーわー泣いてる私を

黙って抱きしめてる旦那さんと

声だけの親友がいた。



今までいっぱい乗り越えてきた。

いろんな人の力を借りて。

今はなんの不安もない暮らしをしてるにもかかわらず


不安は実は無くなったわけではなくて

こうしてほんの隙間を縫って

入ってくる。

それは




道を知ってるからだ。

良い悪いでなく

好き嫌いでなく

一度行ったことのある道を

知ってるから

経験したことの無い人より

行きやすいのだ


不安や恐れへの道へ。




それでもこうして

引き止めて

抱きしめてくれる人もいる

声を楔のように

私の中に刻んだ人もいる。







基本私は弱虫だ。

弱虫のくせに

やっぱり立ち上がり

みんなを笑顔で引っ張っていく。


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基本はそうそう変わらない。

やっぱり私は

私のままで


それでもやっぱり

明るい方へ。


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