わたしにみえないものを

てんしがみてくれる

わたしにはさわれないところに

てんしはさわってくれる



わたしのこころにごみがたまってる

でもそこにもてんしがかくれてる

つばさをたたんで


わたしのこころがはばたくとき

それはてんしがつばさをひろげるとき



わたしがみみをすますとき

それはてんしがだれかのなきごえにきづくとき

わたしよりさきに



わたしにもみえないわたしのてんし

いつかだれかがみつけてくれるだろうか


谷川俊太郎・詩





天使とは意外と人間的で

時に残酷な

神話の中の神のような存在だと感じます


天使の存在を語ると

神がかっているように見られがちですが


人間に対する想像力が無ければ


天使の姿は見えません。