今年の初めまで 体操に来てくれていたTさん





彼女は 2度の癌を乗り越えて抗がん剤治療をしてる最中に

私のチラシを見て


去年 思い切って 体験に来てくれた








3つ目の癌が 身体の中にあるらしい

どこにあるのかわからないけど

血液検査で 再発と言われ



どこも調子が悪いわけでもないけど

抗がん剤治療をして自宅療養していた




副作用で具合が悪い 髪が抜ける

そんな中



このまま 黙って好きなこともしないで死んでいくなんて

いやだ


ある日思い切って


きっと


とっても とっても 思い切って

私のところに訪ねてきてくれた




私は よろこんで彼女を迎えた

去年の春のことでした



休み休みでしたが

一緒に体操した半年が過ぎ




今年の初めに来たときに

とても具合が悪そうで






とてもよく覚えている

きっとあの時は

ようやくようやく 来てくれたんだなと思う



彼女が入院して 手術をしたと 聞いた

癌は脳に転移していた


退院が のびのびになって 病状がよくわからないでいたけれど

やっと最近 人づてに退院のことが聞けた





「もう ひとりで歩けないから



先生に伝えて





ありがとうって

先生に伝えてって」





両脇を家族の方に支えられながら 言ってましたと

彼女の友人の方が

私に伝えに来てくれた


脳の癌をレーザーで取ったときに

運動機能を失ったらしく

もう ひとりでは立てない


筋肉が弱ったからとかでなくて









ありがとうは わたしの台詞だTさん

たくさん体操教室がある中で


わたしのところにきてくれてありがとう




ちょうど

「病気の人も 身体が不自由な人も

一緒に体操できるような空間にしたい」と



日記に書いた直後に あなたが現れて

私の夢を叶えてくれた




最後に髪を振り乱して来てくれた

あの日のあなたの姿を



私は忘れないよ




寒い日だったのに

辛かっただろうに



少し遅刻して 入ってきた

あなたの姿を   わたしは忘れない



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昨日は 癌のご主人の介護をされてる生徒さんと

話し込んだ




ご主人はひとりで歩けなくなった

ひとりで介護するには ちょっと重度の状態になってしまったけど


いえ なってしまったから


「月に4回これなくなったけど 2回は必ず来ますから」と

ご主人の様子を見ながら

体操に来てくれてるその方は



「主人を自分で看るために

私が寝込むわけにはいかないんです


体操にこられない時は時間を見て歩きに行ったり

教わったストレッチやスクワットをしていたら

腰痛もなくなって筋肉がちゃんと付いて

最近からだが変わったんです」って



きっととても大変だろうに

彼女の目はきらきらして自信に溢れていた。





自分の命と向き合う人

家族の命と向き合う人





身体はそのまま まるごといのち なんだね。





そのたくさんのいのちと向き合う仕事をさせていただいてるんだと

改めて思うのです




毎回毎回 次があると思わず


ひとりひとり 

ひとつひとつ


大切に一緒のときを生きていきたい。






わたしにできることはなんですか?


わたしが何か役に立てたのだろうか






身体の辛い方とも

一緒に体操したい講師がいても

いいよね





今のわたしが できることをします


精一杯 できますように