ビークス3番壁に作られた2つめの長もの。
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呼吸法を取り入れて変わった事。
メンタルが落ち着いた!
前回はマスクのせいもあったのだろうけど、不安で呼吸回数が増えていた可能性がある。
私は長ものに慣れていない。
人生全体で最後までできた長ものはまだ3つしかない。
スタートからゴールまで全部5級か4級じゃないと落ちる。今のところは。
前回は「はやく先へ進まなくちゃ」という焦りがあった。今回はなかった。
呼吸は最初の5手くらいまでを意識するだけでできた。スタートの時と同じリズムでずっと一定の呼吸をしようと考えたから。
自分で気がついたこと。
「スタートから初手でまだ疲労していないからといって安易に軽く浅い肺呼吸で登り始めてしまうと、中盤で呼吸法の変更なんかできなくてどんどん辛くなる」
問題を解決する方法は、
「苦しくなってから変更するんじゃなくて、最初から気をつけて苦しくならないようにしよう」
出来れば「難しいホールドが持てない」という理由で落ちたい。
「酸素を吸えませんでした」という理由で落ちるのは嫌。
なぜ前回は呼吸がうまくいかなかったのか。
理由は、浅く速い呼吸だとマスクの中に二酸化炭素がたまるからだと思う。
吐く息の力が弱いと二酸化炭素を吹き飛ばせないと思う。
私は普段から大声で喋る人ではないので、呼吸が小さく軽く浅い人だと思った。
他人の肺を借りることはないので、胸の中がどんな感覚かを知ることは出来ないけど、みんな私より力強いのかな?
肺は筋肉じゃないけど肋骨の隙間には肋間筋がある。肺の下には横隔膜がある。横隔膜は骨格筋なんだって。
ここが肺呼吸に使われてるんだって。
腹式呼吸は横隔膜を下に引き下げる呼吸なんだと思う。私のお腹の感覚ではそう。
肋間筋は縮んだままにする。だから肺は下に、縦に引かれるように広がるのではないかな?
だから腹式呼吸なんて言うけど結局は肺で吸ってる。肺胞に空気を流し込んでいるんだから当たり前だけど。
上半身の形が胸が広がるかどうかで動きやリーチに差が出るとかそういう話かなぁ。たぶんね。
この理解で合ってるかな?
「ゆっくり深く鼻から吸い、最後まで吐き切る」
という意識をした。
吐き終わって次の息が自然に大きく吸えるようになった。
大きく吸ったらまた大きく吐くから、マスクの中の二酸化炭素は、口からフーッと流れ出る勢いで吹き飛ばされて生地を通り抜けていく。
あるいはマスクの両脇から抜けている。
息を吸ってからほんの僅かの間だけ息を止めて、指先まで酸素を含んだ血流が行き渡るのを実感しつつ、静かに口から吐き出す。
二酸化炭素と酸素の交換が、体の動きに反映されているのを感じることができた。
実感したのでメンタルが落ち着いた。
先へ進んでも苦しくならない事が保障されていると思う事で安心できた。
呼吸は息を吸うことが目的ではなく、血中の酸素の濃度を保つことが目的。
後藤さんが私の目の前で同じ長ものを、とても静かに登った。
どれくらいの呼吸ペースが適正なのか知りたかったので、息の音を聞こうとしたけど全く聞き取れなかった。
胸腔の広がりがタンクトップの上から見えるかな?と思って見ていたんだけどわからなかった。
肩で息をする、なんていうことは全然ないみたい。
腹はますます見えない。
腹式呼吸なんて見えるわけない。
どれくらいに静かというと、蜘蛛みたいに無音。
足音もない。
なぜこんなにも無音なのかな。よく分からない。
分からないというか、理由は上手くて強いからですよね。
でも私にはまだ分からなくてもいいよね。
疲労してから対応をしようとするから焦るのだと知った。
「疲れる前にレストをしたほうがいい」
と前回ハマくんに聞いた。
本当にその通りだった。
あまり長く止まってしまうとそれはそれで大変なので適度に。
疲労し始めると「次のホールドをどう持とうか」という事以外は何も考えられなくなる。
焦って考えてもあんまり上手くは動けない。
レストの位置は決めておこう。
実際に吸えていたし、酸素が足りない分は一つのホールドに止まって少し待てば、使う分量をわずかに減らせるのかも?
その間で一呼吸すれば補えるのではないか。
走る時と歩く時では息の速さが違うよね。
走るみたいに登るのではなく歩くペースで登るというか…。
それがレストをしながら登るということなのかなあ。
あとは筋肉と肝臓の中に貯蔵できるグルコースの量などが、吸い込んだ酸素と関係がありそう。
ATPとかいうやつ。(勉強しなきゃいけない)
動くためのエネルギーを作り出すときに酸素を必要としている。燃焼する、酸化するということ。
吸い込んだ酸素を何に使っているかという事も考えよう。
人間のエネルギー産生の仕組みは3種類の系統がある。
クレアチンリン酸系で最初の10秒間を動く。
解糖系で数分くらいは動く?(時間はよく分からない。短め)無酸素運動。
あとは全部有酸素系で、ミトコンドリアが糖質と脂質からエネルギーを作り出してくれる…んだってさ!
にゃにそれ?って感じですが。
そんな事が本に書いてあった。
だから呼吸をしないといけない。
ミトコンドリアという昔々は細菌だったやつが人間の細胞の中に共存してて、そいつは酸素を作り出す事が得意だった。
人間の細胞に一緒に住む事で、ミトコンドリア自身も生きていきやすいと発見した。
大きな体のないミトコンドリアは人間に守られているということかな。
人間は酸素の代謝をミトコンドリアにしてもらっている。
いつの時代からかは分からないけど、昔々からずっと人間の内側に一緒に住んでる。
そんなやつがいるらしい。
本から引用。
『ATPの産生には三大栄養素のすべてが関係する。』
炭水化物を食べないことや減らす事で、何を失うのかは考えないといけない。
しかし後藤さんは今は体重を減らそうとして白ごはんを控えているようだ。
色々やってる。なんだろう?
私には分からないことを色々やってるみたい。
定番のやり方ではないような気がする。
それでも強いので本と実際は全然食い違う。
クライマーはどうして教科書通りに動かないんだろう?
私が本を読んで覚えたルールが通用しないのはなんでなの?読んだ!分かった!と思って様子を見ると、全然違うことをやっていたりする。
前回は『無呼吸40手』というなんだか意味のわからない長ものの登り方をやられたので。
一体どうなっているんだろう?
後藤さんって実は海洋哺乳類ではないの?と思う。
あり得ないんだけどそう見えてくる。
水泳が得意で息が長すぎる人間。
クジラのぬいぐるみを守り神にしているんだって。
アスリートはどうしてぬいぐるみを大切にするのだろう?
人間は糖質と脂質を使って動いています。
アナボリックとカタボリックについても考えようよ。
糖質と酸素、呼吸と燃焼(酸化)、燃焼とダイエット、ダイエットとアナボリック(同化作用=筋肉増強)は全て繋がっている。
どれかひとつで済む話ではない。
今曖昧でわからないことは、将来わかるようになること。
これから覚えること。
【今回考えたことまとめ】
「息はゆっくり最後まで吐き切る」
「疲れを溜める前にレスト」
「栄養素は揃えてとる」
ちょっと投げやりな考え方だけど役に立ったもの。
「本当に疲れ切ったらどうせ落ちる。持てないホールドが来てもどうせ落ちる。どっちみち落ちるので呼吸くらいはちゃんとしよう。できることをできるところまでやる」
先へ進めたし、前回持てていなかったホールドが持てるようになったのでいい。
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今追加で思いついたこと。
ホールドの形によって全部呼吸が変わる可能性もあるのでは?
体が傾いたり揺れたりするのだから、姿勢によっては吸い込みやすいとか吐きやすいとかありそう。
呼吸は気にしなくてはいけないけど、動きによる吸い込みにくいとか吐きにくいとかの影響には逆らわなくてもいいんじゃないかなぁ。
意識しないで自然にできるのがいいのだろうな。
強いクライマーの「何も気にしてない」の発言はそういうことなんでしょ?
考えなくても出来てるんでしょ?
私は何も考えないとめちゃくちゃになるので、理屈っぽくなってる時期なんでしょうね。
筋トレではワンハンドローイングでは引くときに息を吸う。理由は胸が広がるから。
ガストンで息を吸うなら、同じようなことをしている。

