絶対に観たかった・・・・ | こんな女の日常ですが・・・

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毎日、色々ありますがマイペースで生きていきます
だって自分の人生だもの・・・


※アメンバーの承認は髙橋大輔選手のファンの方のみにさせていただきます
 悪しからず・・・・m(_ _)m

さて、2本目に見た映画
『終戦のエンペラー』です


http://www.emperor-movie.jp/

 ↑公式HP


これは公開前から絶対に観たくて待ち望んでいた作品です
お盆に、映画館へ行ったのですがお客さんがいっぱいで入れなかった・・
なので、違う劇場で公開されたのは助かりました
念願叶った~


この作品は第2次世界大戦直後の日本が舞台
敗戦した日本に乗り込んできた“連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)”が
天皇陛下の処遇について模索。
そしてこれが日本の未来を大きく左右する大きな事態であることを
アメリカ側から見た作品になっています


この映画が製作されるきっかけになったプロデューサーの奈良橋陽子さんは
お爺様が、昭和天皇の側近として宮内庁に仕えておられた方
奈良橋さんは、子供のころにお爺様からこの頃についてよく話を聞かされていたそうです


私達、日本人も知らなかった事実がある
この映画を観て、本当に良かった
私は心の底から思いました


この映画には、多くの歴史上に残る人物が登場しますが
実は、主役は有名な人ではありません
アメリカ軍准将、ボナー・フェラーズ氏が主役です
実在の人物です

(ちなみにダグラス・マッカーサーは、いまやコーヒーのCMで有名なトリーミー・ジョーンズ。
私は『MIB』でのジョーンズの印象が大きいですが・・)


彼はマッカーサー側近の部下であり、学生時代に日本について研究していた専門家だった
戦前、アメリカに留学していた『アヤ』という日本人女性と恋に落ちる
父親の病の為に急に帰国した彼女を追って、戦争が始まる直前まで日本に滞在していた



マッカーサーは、日本の事情に詳しいフェラーズ氏に
戦争における天皇の役割を10日間で探るように命令する


フェラーズは戦犯の中から、天皇に近い者を探し出し
この戦争にまつわる、色々な事態を天皇が直接指令を下していたのか探り出そうと紛争するも
戦前首相を務めた近衛文麿(中村雅俊)や内大臣の木戸幸一(伊武雅刀)など皆、曖昧な回答しか喋らない


アメリカでは『白か黒』で解決しなければ気が済まな部分も
日本には『グレー』な部分が存在する
アメリカ人にはそこが理解不可能なところだろう


フェラーズは任務を遂行しながらも
通訳の高橋に『アヤ』の消息を調査依頼する

本作品の終盤、フェラーズは『アヤ』が空襲で死んでいた事実を知ることになる



最後、昭和天皇とマッカーサーが並んだ、あの有名な写真を撮影するシーンになるのだが
あの後に、マッカーサーは通訳のみを残し天皇陛下と二人だけの会談を行ったという
映画では、フェラーズがドアを少し開けて二人の会話を覗き見するのだが・・
この二人の会話に、胸を打たれた
これが本当なら、なんと実のある会談だったことだろう
私は、不思議に涙がこぼれた
  

  こちらは本物のお写真↑

この映画は、日本人皆が見た方がいいと私は思う
ただ、単純に『戦争反対』と声高に叫ぶのは簡単です
『日本が世界を相手に戦争をしていた』事実を知らないという若い世代に観てほしい
国家間での利権を『戦争』という暴力をふるうことのばかばかしさ
もっと冷静に考えて、冷静に話し合って・・
完全に解決しない出来事だって、沢山あるでしょう
ただ、やっぱり『戦争という暴力』は『悲しみと恨み』しか生まない、虚しいものなのです



この作品を、早めにTVで放送してくれることを希望します