先週末、都シティホテルで行われた『大阪を食する冬大阪産食材の饗宴』に行ってきました。
伝統野菜では京野菜が有名ですが
大阪にもなにわ伝統野菜があります!
入り口には冬に旬を迎えるなにわ伝統野菜がお出迎え♪
この日の食材はほとんど大阪産。
大阪人としてはワクワク。
 
天王寺蕪のブランケット 毛蟹と雲丹蒸し
大阪産菊菜のクーリーと共に
蕪のくり抜きの中には蟹とクリームで和えたものが
入っていてあさりのブイヨンと合わせた菊菜のソースと食べると
クリーミーな感じと菊菜の香りで素敵なマリアージュ!
大阪産寒鯛と門真レンコンのタルタル 大阪産野菜のタブレ
見てるだけでワクワク。
可愛くて美味しくて、クリスマスにアレンジしてみようかな~と考え中。
手前の海老芋のクリームもねっとり美味しかったです。
煮物 泉州鰆旨煮
田辺大根、板持海老芋、天満菜、紅葉麩
一番底に薄めの田辺大根がありました。
いつも厚めに切ってお料理していましたが薄めが味がしゅんで美味しかったです。
そして海老芋の食感が驚く美味しさで思わず調理法を聞いてみました。
蒸してるのかなと思ったら下茹ででした~!糠すごいです。
河内鴨胸肉のロースト
難波葱と河内鴨モモ肉のプレスコフ
プレスコフの上の難波葱のシマシマが可愛いです。
濃厚でバケットの上にのせても食べてみたい!と思いました。
河内鴨が美味しくて塩胡椒のみでも食べてみましたが
すごいうま味!
留碗 赤味噌仕立て
御飯 泉州蛸飯
    泉州蛸、門真蓮根、金時人参、三つ葉
    大阪産ヒノヒカリ(令和元年産)
香の物 天王寺蕪、天満菜
 
蛸が柔らかいのと金時人参がすべて小さい星形☆
今まで食べたお料理に入ってた門真蓮根と違う食感で美味しかったです。
昔、天王寺蕪はお漬物で幅広く食べられていたお話を聞いた後
食べるお漬物は特別でした。
天満菜はなかなか食べる機会がないですがお付けものにぴったり。
もっとたくさん作られるといいな~と思いました。
天王寺蕪のクリームブリュレと金時人参の融合
高山牛蒡のショコラクラッシックと一緒に
見た目も可愛いのですが、美味しすぎてにんまり。
ホワイトチョコのカップに入っている天王寺蕪のクレームブリュレは
濃厚でクリーミーなのになぜか少しさっぱりした感じがおかわりできそうでした。
天王寺蕪のチュイルがアクセントに美味しかったです。
 
お酒もお料理に合わせてすべて大阪で作られたもの。
・飛鳥スパーリング デラウエア(飛鳥ワイン)
・完熟のシャルドネ(飛鳥ワイン)
・玉瑞(たまみず)(藤本雅一酒造醸)
・金徳葡萄酒 マスカットベーリーA(河内ワイン)
・デラウエア ブドウ果汁白星(河内ワイン)
お料理をいただく前には
和宗総本山四天王寺・執事の吉田明良様からの「四天王寺と天王寺蕪よもやま話」
をしていただきました。
これが本当に楽しく天王寺蕪のことを知れてこの中の紹介されていた
「勝山農法」の文書をさらに拝見させていただきました。
 
難波葱生産者の上田隆祥さん、お魚博士で大阪木津卸売市場(株)太田雅士さん
そしてお料理を作って下さったシェフたちのお話もたっぷりとお伺いする事ができ
とても美味しくお勉強できてシアワセな時間でした。
 
管理栄養士&野菜ソムリエ上級プロ
野口知恵