こんにちは! 説話社ちえの樹スタッフのたなかです。
先日2/12のルノルマンイベントは、たくさんの参加者さまにお越しいただきまして、本当にありがとうございました。高橋桐矢先生、香先生、桜野カレン先生の御三方の解説はどれも個性的で、後ろで聞いていたスタッフも、ますますルノルマンカードに興味シンシンでございます
一度ちゃんとちえの樹の授業に参加したいと思っていたのだけど、いつも満席なのでスタッフも受けられないんですよね なので、やっと今回読み解き方の講義をちゃんと聞けたと思ってカンゲキです。少し前に香先生の本を読みながら勉強してみようと、自分でルノルマンカードを購入したのですが…なんとソッコー紛失してしまいました…何やってんだ自分
さて、そんなマイ・ルノルマンカードを持っていないスタッフですが、ようやくこのたびイベントでお披露目になった「グレープワインルノルマン(54枚バージョン)」、2月下旬ころに正式に発売予定なので、ようやく私も購入してみたいと思います
*36枚バージョンから少しイラストが変更になりました!
このカードはもともと、昨年10月に開催されたちえの樹イベント
「ルノルマン・ルネッサンス ~ルノルマンカードの復興と新時代~」
(出演:鏡リュウジ先生、伊泉龍一先生、桜野カレン先生)
の参加者さんへのプレミアム特典として、無料で配布したものでした(当時は36枚セット)。
イベントの企画が持ち上がった時点で、ルノルマンの認知度が広がり始めていた時期でした。初心者さんもプロレベルの人も、経験値の違う人たちが同じ講座を楽しむにはどうしたらいいんだろう?と考えたとき、やっぱり「ルノルマンカード」そのものを体験して楽しんでいただくしかない…けど買ってもらうのは負担になるし、配るしかないか…と思って、最初は名刺用の紙に印刷して切って配ろうか、でも箱は欲しいよねとか、いろいろ考えはじめました(もう昨年の夏ごろの話)。
↑メインのイラストをお借りしたマール社様の素材集(マール社様ありがとうございました)。
こちらの「西洋の装飾素材」は、弊社通販サイトのハピタマ!で、よくパッケージとして使っていたので、こちらの素材から作れないかなと。*フリーの素材サイトと言えど、メインの商品として販売してはいけないものがほとんどですので、販売する場合は出版社さまの確認が必要です。
その他にも、海外の版権切れの雑誌カットや、新たに描いていただいたりなどして、毎日ルノルマンにあったイラストを探しまくりの夏の日々でした…
当初は、画用紙などに印刷することを前提として考えていたので、
「ボロい紙でも雰囲気のある感じのデザイン」ってどんなかなーとアイデアを出していたころ。
古いものほど価値があるものってなんだろうと考えていて、思いついたのが
・古切手
・古銭
・古書
・ワイン
でした。「そういえばワインのラベルって収集する人がいるし、鏡先生とか伊泉先生とか、男性の先生と似合うかも!」とワインのラベルをイメージしてラフを描いていました。
この頃、2017年の流行語大賞にもなった「インスタ映え」というフレーズが流行っていて、
ラフ上のアイデアに「インスタ風」とか書いてます。
あの力強い筆記体のフォント、かっこいいですよね。
でもデザイナーさんに相談したら「せっかくヴィンテージ風にしようとしてるのに、
ロゴだけ今っぽくて合わない」と言われ、それもそうだな…と却下試行錯誤が続きました。
↓最初はパッケージをブドウにしようと思ってたんですよ。
最初から古っぽいデザインであれば、紙がぼろくてもOK!と、すでにカードの黄ばみをイメージして色鉛筆で塗ってますな。
しかし、だんだんラフが整ってくるうちに、なんかすごく良いものができそうな手ごたえがあり…。
「そんな厚紙で大丈夫か?」
「一番いいのを頼む」
的な葛藤が生まれ…印刷所でちゃんとしたカード用紙で作ってもらう? プレゼントにお金かけすぎ? あーどうすりゃいいんだ~どうすれば~~! と、ルノルマンのお馬さんが頭の中でパカパカと駆け回る日々。
そんな私に
ある日
奇跡が起きた。
通勤途中の東西線、お向かいに座っていた人のスカートが、
なんとなんと、「頭の中で思い描いていたルノルマンのパッケージとそっくりだった」のです!
二度見したので夢じゃないと思うが、余りにも思いつめていたので幻覚かもしれない。
しかし、信じてくれなくても構わないが私はとにかく見たのだ。同じ素材集を使っているとしか思えない、まごうことなき、お馬さんだった。
「これはもう行ってしまえ」と。「作ってしまえ」と。ルノルマンのお告げであると私は確信した。
…そんな出来事があり、ちゃんとイイ紙とイイ箱でできあがったプレミアムプレゼント「グレープワインルノルマン」。
あれから数か月がたち、「発売しないんですか?」のお問い合わせをいただくたびに
「ありよりのなし」で。
と、お答えいたのですが(もちろんモガイテいました)、
このたび大人の事情をくぐり抜け、54枚バージョンとして完成いたしました。涙涙…
発売は2月下旬から、ハピタマ!やちえの樹の店頭を予定しています。
くわしく決まりましたらまたお知らせいたしますので、どうぞもうしばらくお待ちくださいね