いつも小鉄を大好きでいてくれる皆さんに

 

この報告をしなければいけないのが

とても辛いです

 

 

小鉄は12月30日 午前10時17分

旅立ちました

 

 

とても立派で

静かで

気高くて

 

本当に小鉄らしい最期でした

 

 

 

ここからは小鉄が息を引きとるまでを説明します

読みたい方だけ、読んでください

 

 

 

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12月29日の夕方

小鉄はキッチンの隅っこで動けなくなり

夜になって、

たまに呼吸が乱れ、ピクピクと手足の痙攣が少し

 

 

今晩はここで一緒に寝ようか

とオットと話し、

リビングのテーブルをそーっと移動させ、

隣に布団を敷いたら、それは小鉄からすると不本意だったらしく

ムクっと起き上がり、今にも倒れそうな足取りでクローゼットへ移動

 

 

このクローゼットへの移動の時も

「手出し無用」

とでも言っているようで

オットは小鉄に触れないように、

でも倒れたら支えられるように手を添えて後を追っていました

 

 

クローゼットの床の、奥のスペースに横たわり

こちらを向いて、目を開けていた小鉄

 

 

 

 

 

 

 

写真を撮るのもはばかられ、その場でスケッチをしました

 

スケッチをしながら話しかけたり、たまに手を伸ばして撫でたり、痙攣する小鉄の手を握ったりしました

 

 

 

いつものアイコンタクトで、移動したそうな様子にオットが気付き、

小鉄がジャンプするみたいな感じで、椅子くらいの高さのチェストの上に、抱き上げて移動

 

 

そのチェストに置いたベッドに頭を突っ込んで

向こうを向いて、そのあと小鉄は静かに眠っているよにうも思えました

 

 

 

日付が30日になり

深夜2時ごろ

おやすみ、と声をかけてしばらくすると

小鉄が寝ていた場所からゴトンという物音

 

駆けつけると床で立てなくなっている小鉄

 

しばらく見守って、でも自力では起き上がるのが難しく、小鉄に許可を取って

自分のひざに乗せました

 

 

小鉄は呼吸も乱れて、よだれが出ていて

でもしばらくすると落ち着いてきて

私はおひざの小鉄をなるべく優しく撫でて

たくさん話しかけたり、子守唄を歌ったり、よだれを拭って、ひとりで笑ってみせたり

 

 

でも眠たくなってきて、

一緒に寝てくれない?と隣の部屋の和室に敷いた自分の布団へ連れて行き、

右側の腕に小鉄を抱いて、添い寝をさせてもらいました

 

 

小鉄は抵抗することもなくそのまま一緒にいてくれました

 

 

 

6時ごろにふと気付くと、布団から出て

私の顔のとなり、畳の上に横たわる小鉄

 

上下する小鉄のお腹の呼吸を見ながら

そのままウトウトして、やがてオットが起きてきて

9時ごろに抱き上げてお布団の上に移動したものの、やっぱり

「手出し無用」

となんとか自力で布団から降りて、畳の上に寝そべる小鉄

 

 

小鉄の横たわるその場所は窓際で

小鉄は窓の方を向いていて

そこから空を見ているようでした

 

空には雪雲が流れていて、窓からひんやりとした空気が伝わってきました

 

 

 

小鉄は息を吐くときに、うくくく、と鳴くような声が出るようになり

冷たい、痙攣する手足をさすりながらオットと見守っていました

 

 

ふぅーーと大きく息を吐き、しばらく止めて、もう一度息を吸い、

またふぅーーと息を吐き、もう息を吸うことはありませんでした

 

 

オットがお腹に耳を当て、鼓動がないことを確認しました

 

 

 

これが小鉄の最期です